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中国人力

「創造工場」という、IT 企業育成のための投資ファンドが中国で設立された。このこと自体は特に珍しいことではないが、この投資ファンドに米国 IT 界の著名人が多額の出資をしているという。 その背景には、このファンド創設者である「カイフー・リー」氏の知名度によるものらしい。リー氏の経歴は、1. 台湾生まれ, 2. 米カーネギーメロン大学博士号取得, 3. 米アップル, 4. 米 SGI, 5. 米マイクロソフトにて技術担当の VP や北京の研究所長などを務めた。そして、直近の 2005 年には、グーグルに移籍した際に雇用契約違反問題で両社が法廷で戦うまでに至った。あのグーグルが、そこまでして獲得した人材ということだ。 やはり、中国にはグローバル市場で認められるものすごい人間力を持った人材がいるということがこのニュースからもわかる。。。日本人ではあまりここまでの人は聞いたことが無いのが残念だ。

のれん代

小料理屋さんが使う"のれん"の代金じゃありませんよ。企業や事業の M&A に投じた費用と買収された企業の純資産の時価との差額を示すもののことです。 一般に、買収価格は取得した企業の純資産の時価を上回るので、それを超えた額が「のれん代」となります。簡単に言うと、買収された企業の Brand や Know-how 等のことを指します。逆に、買収価格が取得先の純資産の時価を下回る場合には「負ののれん代」となる。 日本では、これを最長 20 年で毎年一定額づつ償却しなければならず、買収した事業で赤字を出すなどして資産価値が目減りすれば、損失処理の必要が出てくる。 しかし、欧米の場合ではのれん代は償却されずに、価格が大幅に下がった場合のみ現存処理することとなっている。