上場市場の活性化なるか?

東証一部の再編が話題になっていますね。 東証、最上位「プレミアム」市場を創設 1部の上場・降格基準を厳格化 https://mainichi.jp/articles/20190314/k00/00m/020/287000c WBSによると、東証1部(TSE)とニューヨーク証券取引所(NYSE)を比較した場合、上場企業数は2,128と2,285とあまり変わりませんが、その内訳が全然違うと指摘しています。TSEとNYSEでは、2018年で比較すると外国企業の数が2社:50社、上場時価総額が562兆円:2,247兆円、売買代金が741兆円:2,128兆円と全く比較になりません。(出所:WFE, 日本取引所グループ, クレディ・スイス証券) 要するに、資本市場から資金を調達してそれを使って企業を成長させていくという根本的な株式市場の意義からすると、TSEは「よく分からない」市場に見えてしまいますよね。 そもそも企業の成長というものに視点がいっておらず、「オーナー」のように振る舞う勘違い社長の単なる見栄や人集めだけの目的なのでしょうか?と思いたくなるような数字に見えます。 これで「意識」まで変わることを願いましょう。