投稿

英語鎖国状態

イメージ
日本人の英語力がほぼ「英語鎖国状態」と例えられるくらい低下しているようです。EF Education First (スイス) の調査によると、日本の2024年の英語力のランキングは非英語圏の116カ国中92位という結果だった。2011年の14位から確実に毎年ランキングを下げての今年の結果なので、まだまだ底を目指す傾向にあるようです。参加国も当時の40カ国から増えてはいますが、増える度にランキングを下げているようなので、ま当時からこれ位低かったのでしょう。アジア圏全体で低下傾向にあるようなので、それだけ英語への関心が薄れてきていると言えるのだろうか? AI等の技術革新で、自分自身が学ばなくてもコミュニケーションが取れるようにはなってきているとはいえ、まだまだ日本語はヘンテコな翻訳もあるので気をつけないとですね。AIを補完的に英語学習に使っていくのはいいかもしれません。

"Super"なのにユーザーフレンドリー

イメージ
2021年までは世界ランキング1位だった日本のSupercomputer「富岳」。今では世界4位まで落ちてはいるものの、使い勝手は以前の「京」と比べものにならないほどユーザーフレンドリーらしい。 TOP500.org | LIST | 2024JUNE 分かりやすいところで言うと、「富岳」では約16万個ものCPUとペタバイト級(1ペタは1,000兆)のストレージを使っていて、自然災害や世界で初めて心臓のシュミレーション等にも成功している。 学術系VTuberと学ぶ「富岳」全脳シミュレーション(前編) 学術系VTuberと学ぶ「富岳」全脳シミュレーション(後編) そんな超スーパーなコンピューターの富岳ですが、実は誰でも使えるような設計になっているらしいので、超スーパーなアイデアを持っている人は一度使用申請してみてはいかが? 「富岳」利用に必要な書類一覧

みらいの海

イメージ
海が、未だかつて無い早さで、生物が住めない環境になってきているようです。その原因の一つは、二酸化炭素が海水に溶け込むことによって起こる 海洋酸性化 になります。 左の写真は、式根島の一部で発生している海洋酸性化の状況です。これは、自然の火山活動によって発生した二酸化炭素が原因ですが、正にこれが「みらいの海」の姿とのことです。これが、皆の日生活が原因とは恐ろしいことです。     筑波大学下田臨海実験センター 右の写真は、式根島の通常エリアのサンゴです。とてもキレイで豊かな海ですね。海洋pHは8.1です。そこから、700mほど離れたエリアが、すべてのサンゴが死滅してしまった上の写真になります。海洋pHは7.8だそうです。 式根島観光協会 二つの写真は、pH的には僅かな違いですが、海の環境的には天国と地獄の差がありますね。ただ、現在の二酸化炭素の排出量を続けた場合、2080年にはこの海洋pH7.8の地獄の海になってしまうようです。 もちろん、SDGsをはじめ様々な周知活動や、二酸化炭素減少のための対策が既に世界的に進められています。その一つが、 マングローブや海藻・海草などの二酸化炭素を吸収してくれる海の生態系を利用した 「ブルーカーボン」です。日本でも、北海道から九州まで広く分布している「あまも」が注目を集めています。 海の森 ブルーカーボン 年間に排出されている二酸化炭素の量は約 187億トン 。一方、ブルーカーボンで吸収できる二酸化炭素(または、カーボン)の量はせいぜい約 24億トン 程度。それでも、他の対策と合わせて二酸化炭素ゼロエミッションの実現を2050年まに達成することができれば、まだまだ未来の海洋環境は明るいですね。

アインシュタインへの回答

イメージ
世紀の天才であるアインシュタインは、今現在でも世界中で周知の人となっています。その彼が、唯一と言っていい程理解できずに否定した「量子もつれ」について、近年になって何と存在することが証明されました。その功績が認められ、2022年のノーベル物理学賞を、フランスのパリ・サクレー大学のアラン・アスペ教授、アメリカのクラウザー研究所のジョン・クラウザー博士、そしてオーストリアのウィーン大学のアントン・ツァイリンガー教授の3人が受賞しています。 勿論、私自身が明確に量子もつれを説明できるはずもなく、興味のある方はご自分でサーチして欲しいんですが、間違えを恐れずに簡単に言うと“宇宙の端と端に同時に関連する量子が存在できる”的な謎の理論になります。アインシュタインは、この量子もつれを認めると相対性理論上の「光より早い情報伝達は無い」と言う状況が崩れてしまうため、否定するしかありませんでした。 まだ、なぜこんなことが起こるのかは分かっていないと思いますが、存在が証明されたなら使ってしまえ的な量子コンピューターとか暗号技術とかが飛躍的に発達していくことが期待されますね。

宇宙ってなんなん?

イメージ
宇宙ってなんなの? 私たちの存在って何なの? 課題: 宇宙が誕生して1秒後の謎 物質(Matter)と反物質(Anti-Matter)が同じ数だけ存在していたと想定。 But! 今の宇宙に反物質は存在しないじゃん! “物質が生まれたときには必ずペアで反物質が生まれるが、物質と反物質がぶつかると光となって消えてしまう(対消滅)。” でも、そしたら宇宙には何も残らないはずじゃん?物質だけが残ってるのはなぜ??? 仮説: 何かの拍子に10億個の中の1個だけ物質が残った。 それに、ニュートリノが関わってる可能性がある。 ニュートリノの粒子(物質)と反粒子(反物質)が異なる性質を持つかどうか? 同じタイミングで変化するはず。その結果、違いがある? 方法: T2K 加速器 J-PARK (世界最大1000兆個/秒)@茨城県東海村>>> >>>>>> 素粒子ニュートリノ >>>> 300km >>>>>> >>>>>>>>>>>>  スーパーカミオカンデ @岐阜県神岡町 「ニュートリノ振動」を使って物質の反物質の差を証明する Neutrino Neutral+ino=中性(電気を持っていない)+小さい(イタリア語)。電気を持ってないのでむっちゃ近くまで行かないとあるのかどうか分からない。 大きさ(感じられるサイズ): 原子が地球の大きさだとすると、その中の針の穴がニュートリノ。 数: 手のひらを毎秒1兆から2兆個通り過ぎている。 反物質: 物質を鏡に映したようにそっくりだが、電気的な性質が正反対。 状態の種類: ミューニュートリノ→タウニュートリノ→電子ニュートリノ 2002年 ノーベル賞小芝「カミオカンデ」初めてニュートリノの観測に成功 2015年 ノーベル賞梶田「スーパーカミオカンデ」「ニュートリノ振動」             ニュートリノが飛んでいる間にその状態を変化させる 結果: 観測の結果、2.4%の違いがあった。ニュートリノと反ニュートリノの変化の違い。2020年Nature重大発見。その後、3.11で中断していた間の中国の発見もあり、更に2014年にニュートリノと反ニュートリノの変化の違いがあることについての観測成功。 今後: ハイパーカミオカンデ。2027年始動。これまでの100年分のデータを10年で取得可能。 やっと、実験の本題である10億個分の1個...

おもてなし

イメージ
「おもてなし」の心というのは、ある程度世界中どこにでも存在すると思いますが、日本の茶道をルーツとする「おもてなし」は、とても洗練されているような気がします。ただ、だからと言ってかなり“敷居が高い”ものとして今の日本人の心や日常から離れていってしまうのはとても残念なことのように感じます。 私自身も、これまでにTHE茶道を体験したのは、ボランティアで外国人観光客の通訳をやった時についでに体験したのみでした。その時は、“外国人といたので正座をしないで済んでラッキー!”ということと、“意外と抹茶って苦いだけじゃなくてほのかな甘みがあって美味しい?”という感想しか残念ながらありませんでした。 それから時が経って、あらためて滝川クリステルさんによってBuzz Wordとなったこの「おもてなし」の心というものをそのルーツとなる茶道と繋げて考え、さらにはその本質的な部分を日常に取り入れることによって「素敵なひととき」を過ごせるのではないかと考えるようになりました。 そう考えるようになったのは、下記の説明を目にしたことによります。 「茶道」とは、日本の伝統的な様式に則り、亭主が客人にお茶を点(た)て振舞い、客人は亭主のおもてなしを受け、お茶をいただくことを言い、「茶の湯」とも言われます。 「茶道」では、お茶の点て方(点前)、いただき方、座り方、礼(お辞儀)の仕方、立ち方、歩き方の動作にも色々な決まりがあり、これを作法といいます。この作法は、客人をもてなし、お茶をおいしく差し上げるため、また客人がもてなしを受け、お茶をおいしくいただくためにできたものです。 「茶道」は単にお茶を客人に振舞い、お茶をいただくだけではなく、亭主と客人との精神的な交流を重んじる精神性や思考、そのための茶室や庭、茶室のしつらえ、茶道具の選別や鑑賞、振舞われる料理や手前作法などの審美性が融合した総合芸術ともいえます。 また、客人をもてなす茶道の精神は、現代の日本人のおもてなしの精神にも通じています。おもてなしの心に触れながら、お茶を楽しむことが、茶道では大切です。 東京大茶会 Tokyo Grand Tea Ceremony:茶道とは  要は、お客を誠心誠意もてなすために“お茶”を通じて洗練された環境と体感も含めたトータルコーディネートみたいなものかなと考えました。なので、コーヒーでも紅茶でも抹茶でも「お...

サステナブル "patagonia sur"

イメージ
パタゴニアで、ビジネスを展開しながら環境を守り続けるというビジネスモデル。企業としてちゃん儲けながら、その資金でちゃんと貴重な自然環境を保護するというサステナブル経営の仕組み。 パタゴニアでは、ここ100年の間に250万エーカーもの自然林が破壊されたという。これに対して、この企業は大量の植林をし続けながら森林再生の実現を目指す。この、植林された樹木の寿命がつきるまで、3本あたり約1tのCO 2 を吸収するのだそうだ。 大規模な「仮想密林」ビジネスで、世界中でムダなものを大量に安売りしまくっている企業にいるより、何て理想的なカタチなんだろうか。