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Innovation Conference

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私が“師”と仰ぐ方の紹介で「 2007 イノベーション コンファレンス 」に参加させて頂いた。そのコンファレンスが開催された、東京駅八重洲北口の目の前に新しくできた“SAPIA TOWER”に行ったのも初めてだった。 私が参加したテーマは下記になります。 第Iテーマ 「グローバル経営体制への変革」 グローバル優良企業は、その国籍に関わらず誰もが支持する経営理念と経営方針に拘っているのではないでしょうか。各地域マネジメントにおいても守るべきものを徹底することにより、ローカルに合わせた柔軟な経営体制が図れていると言えます。 [モデレーター] 早稲田大学大学院 教授 社会経済生産性本部 グローバル経営委員会共同委員長 寺本 義也 氏 [パネリスト] シスコシステムズ代表 黒澤 保樹 氏 デュポン代表取締役社長 天羽 稔 氏 第IVテーマ 「人材戦略」 グローバル経営は、海外の優秀な人材を活かせてこそ成り立ちます。その為にどの様な人事施策をとるべきかについて討議します。 [モデレーター] 日本IBM 最高顧問 北城 恪太郎 氏 [パネリスト] スミダコーポレーション 代表執行役 CEO 八幡 滋行  氏 武田薬品工業 代表取締役 社長 長谷川 閑史 氏 大きく分けて、外資系企業と日系企業の話を聞いたことになるが、外資系企業は話の基準が“グローバル”と言う観点で進められ、日系企業は全て日本が基準となっている。まぁ、当たり前のように聞こえはするが、米国で今回のシスコやデュポンの話を聞いたときに、果たして彼らは“US”の名前を連発するだろうか?答えはNOだ。私も米国企業に勤めているが、経営の基準はやはりグローバル市場であり、自国米国のことといえどもグローバル市場で見た米国という視点で話をすることはあるかもしれないという程度だ。 今回の二つの企業は、日本企業の中ではグローバル経営で成功している例になるが、それでもお二方は口をそろえて“英語”のスキルを向上しなければ話にならないと言っていた。成功している企業でさえ、英語という非常に基本的な課題を第一に意識しているのであれば、他の企業はグローバル経営について一体何を考えているのだろうか?それとも、やはり内需に没頭しているのが実状だろうか。。。

MBO

MBO は、Management Buy Out の略。また、良く分からない横文字だが、要するに「経営陣による企業買収」のこと。経営陣が自社株を買い取り、経営権を取得する M&A 手法の一つだ。 例えば、経営陣が自ら仕掛けたり、子会社の幹部が親会社から株式を買い取って独立したり、社内の一事業部の部長がその部門を買収する、といったことが多いようだ。 経営陣が自ら仕掛ける場合には、その後に株式の非公開化を決め敵対的買収への防衛策にする場合がある。実際の説明では、何らかのこじつけの理由を発表して行う場合がほとんどだ。 一般な上場企業の MBO は、経営陣が金融機関や投資会社の支援を受けて、過去数ヶ月の株価水準の2割り増し程度でTOB(株式公開買い付け)を行うらしい。この場合、株主は発表直後に市場で売るか TOB を代行する証券会社で TOB 価格で買い取ってもらうかする。 投資家の場合だと、株価がほとんど変動しない買い付け期間中(わずかなチャンス)に賭け、その直後の高騰を狙うことが出来るかも?

コトラー

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マーケティングとはそもそも何ぞやと、今更聞けない愚問について。。。日本語で言うところの「売れる仕組み」作りということだ。 日本マーケティング協会 の1990年の定義は、 「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。」 世界で最も多く知られているフィリップ・コトラー氏の定義によると、 「マーケティングとは、製品と価値を生み出して他者と交換することによって、個人や団体が必要なものや欲しいものを手に入れるために利用する社会上・経営上のプロセス」 経営学の大家ピーター・ドラッカー氏によると、 「セリング(単純なる販売活動)をなくすことである」 というシンプルな考え方になる。