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倒産件数激増

2009 年 2 月の企業倒産件数(負債総額 1 千万円以上)が、戦後3番目(2 月度)の規模に拡大したと「東京商工リサーチ」から発表された。 その内、上場企業が 7 件となり、これは単月としては戦後 2 番目に多く、負債総額 6500 億円強の過半を占めるそうだ。 内訳を見ると、製造業と卸売業が増加しており、理由としては販売不振と運転資金の欠乏による倒産が主だという。 倒産した企業の中には、類稀なる匠技術を持っていながら資金不足で倒産せざるを得ない企業があった可能性があることを考えると、とても残念でならない。。。 ・『 東京商工リサーチ 倒産速報 』

Cloud Computing

Wikipedia によると、Cloud Computing とは「インターネットを基本にした新しいコンピュータの利用形態」のことだという。 最近紙面を賑わしている、この Cloud Computing とは具体的にどういったもので、その将来的な Impact はどのようなものなのだろうか。 まず、"Cloud" とはインターネット網を意味し、コンピュータの“一部機能”をインターネットを介してサービスとしてユーザーが利用し、その分だけを支払うという形態が Cloud Computing。その一部機能とは、大別するとハードウェア、ソフトウェア、および蓄積するデータ等になる。 具体的には、既に知られている SaaS や PaaS、および HaaS(Iaas) 等を含みその総称でもあり、またはそれらを更に将来的に進化したサービス形態を指すらしい。それらについては、Google, Yahoo, Amazon, Salesforce.com, Microsoft, そして IBM 等が既にそれらのサービスを提供している。 世の中へのインパクトの一例として、あの Sun Microsystems の収益が近年激減し、終には Oracle に買収されるに至ったことが言えるかもしれない。実際には、基本概念とも言えるネットワーク・コンピューティングを提唱したのは Sun なのだが、実際にはその Sun 自身に対して現在の "Cloud" が急激な変革を余儀なくさせたのではないか。 日本の IT 産業への影響はどうか。最悪の場合は、出遅れたままただ指を咥えてただ見ているだけになる。しかし、好機と考えた場合には、日本が得意とする家電分野において人の感性をインターネットを介したソフトウェア・サービスとして提供し、人々の生活に変革を起こせるようなことができたら、Cloud Computing の最終形を日本の企業が実現することになるかもしれない。

地上アナログ放送が終わり、始まること

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テレビで SMAP の草薙君が呼びかけているように、現行の地上アナログテレビ放送が 2011 年に「停波」となることは多くの人が認識していることだろう。ということは、今まで地上アナログ用に使用されていた周波数帯(1ch~12ch が VHF 帯:90 ~ 108MHz と 13ch~62ch が UHF 帯:710~770MHz)が空くことになるのだ。 この限られた資源である周波数は 90~108 MHz の VHF ローバンドと 207.5~222MHz 帯という VHF ハイバンド、あわせて 32.5MHz 幅という帯域が「携帯機器向けのマルチメディア放送」用として再配分されることになった。ただ、現時点ではワンセグ放送が無料なのに対し、ほとんどが有料サービスになるようだ。