世界的“不況”和音

世界的な不況が、直接的または間接的な繋がりにせよ広がりと根深さを増しているように見える。自動車業界に続き、ソニーも09年末までに1万6000人以上の人員削減を発表した。もちろん、これらは様々な企業の思惑があり全てが直接不況のためとは言い切れないが、いづれにせよ多くの人が職を失うことになる。削減対象となった人々にとって見れば、突然来た“大災害”のような感じではないだろうか。

実際、このようにいくつかの不確定要素が負の慣性力となり、世界中を巻き込んでいくような状況を誰が正確に予想できただろうか。ということは、やはり限りなく災害に近いような状況と言える。災害には、非常時に備えるための十分な準備が必要なことは、特に最近は皆が身近なこととして認識している事実である。厳しいようではあるが、企業から職を得ている人たちも同じような状況に対する“備え”を十分にしておく必要があるという、そういう時代が来ているということだ。

何かに属して生活している場合、その属する元が無くなった時のことを想定し、特に安泰な時こそ自分に対して自ら危機感を募らせ、最悪の事態に備える必要があるのだ。現在では、属する元というのはそこに属する者に対して何の保障もできないというのは事実である。

要するに、自分に対して常に先の状況を想定し“無形の投資”をしてほしいということだ。無形の財産というものは、いつでもどこにでも持ち歩けるためこの世で一番便利で価値のあるものだと思う。

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