世界的“不況”和音
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実際、このようにいくつかの不確定要素が負の慣性力となり、世界中を巻き込んでいくような状況を誰が正確に予想できただろうか。ということは、やはり限りなく災害に近いような状況と言える。災害には、非常時に備えるための十分な準備が必要なことは、特に最近は皆が身近なこととして認識している事実である。厳しいようではあるが、企業から職を得ている人たちも同じような状況に対する“備え”を十分にしておく必要があるという、そういう時代が来ているということだ。
何かに属して生活している場合、その属する元が無くなった時のことを想定し、特に安泰な時こそ自分に対して自ら危機感を募らせ、最悪の事態に備える必要があるのだ。現在では、属する元というのはそこに属する者に対して何の保障もできないというのは事実である。
要するに、自分に対して常に先の状況を想定し“無形の投資”をしてほしいということだ。無形の財産というものは、いつでもどこにでも持ち歩けるためこの世で一番便利で価値のあるものだと思う。
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