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8月, 2011の投稿を表示しています

Simple Productive Life

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私はEvernoteを愛用している。何でも忘れないように、テキストや画像をクラウドにアップロードし、PC、iPhone、そしてiPadで同じ内容をいつでも共有した状態にしている。 そのEvernoteが、8月18日に初めて開発者会議を開催した。内容としては、これまた初の企業買収の発表と、アプリケーション・コンペの授賞式が行われた。コンペの最優秀作品には、「touchanote」というRFIDを利用して携帯端末でたとえば家電の説明書を触れただけで呼び出すといったものだ。これはとてもGood Idea!めったに使わない家電の説明書等は、いざ必要になると急務であちこちを引っ張り出しながら探すことになるのが常。これの機能があれば、日常生活の"生産性"があがるような気がする。 驚くことに、Evernoteの国別ユーザー数比率は日本が米国に次いで第2位の27%だという。その他の国は、すべて4%以下程度なのでほとんど日米のユーザーで占められているそうだ。これが意味するところは何だろう?日本企業が、Evernoteのようなサービスを創造することは不可能と諦めたため、こぞって提携に走り広まった結果ではないだろうか。だとしたら危惧される状況だが、多くの日本のユーザーのなかから新しいビジネスを創造し世界に向けて発信する人が出てきてほしいものだ。

What the hell is happening in London!?

現在、英国で起こっている暴動で遂に日本人女性がロンドンで襲われたらしい。所持品は盗まれたが、頭に軽症を負った程度ということで大事に至らず良かった。 ロンドンやその他幾つかの英国の都市は、完全に“モラル・ハザード”と化しているとキャメロン首相も認めている。若者の間で燻っていた、経済不安による職が無い状況等への不満が一気に爆発した形になったということだろうか。しかし、来年にオリンピックを控えた都市でここまでの暴動が起こるとは。。。 世界を見渡すと、欧米の経済不安が一気に高まっている。一段落はしたものの依然として予断を許さない状況のギリシャを始めとする“PIGS”の財政不安。Defaultを免れたが、S&Pによって国債をAAAからAA+へ格下げをくらった米国。そして、現在はフランス国債がトリプルAからの格下げ対象として有力候補となっており、欧州金融安定基金(EFSF) の救済メカニズムに大きな影響を与える可能性が出てきているらしい。 日本はどうか。皆が知ってのとおり、何ら政治的にも経済的にも明るい話題は無い中、民間による東北復興への努力が続いている。まだまだ消費税率が低い(世界でも最低レベル)のを理由に、円が買われて未だかつて無いほど円高が進んでいる。これがもし、消費税率引き上げでも借金が返せないことが世界にバレたら。。。おお、怖っ。 ・ America vs. Europe: Which Is the Bigger Threat to the World Economy?

起業 X 投資

米Linkedinが、今年の5月19日にNYSEに上場を果たしたのは記憶に新しいと思う。公開価格が45ドルだったのに対し、終値は94ドルとなり時価総額は89億1000万ドルとなった。 このLinkedinの創業者で現在の会長であるReid Hoffmanは、VCであるGreylock PartnersのPartnerとして起業家と投資家の二足の草鞋を履いている。米Forbs誌の「100人の有力ベンチャー投資家」ランキングでは、何と3位にちゃっかり入ってる。このランキングのTop10のうち5人が起業経験があるらしい。 Facebookの元副社長のChamath Palihapitiyaも起業経験があり、今は投資家へ転身している。というか、投資家経験もあるため投資家に戻ったといったほうが正しいかもしれない。また逆に、米Social Game大手のZyngaのCEOであるMark Pincusは投資家出身だそうだ。 要するに、新たなビジネスが創出され起業に結びつき、更にそのビジネスがGlobal展開される仕組みが出来上がっている米国では、こういった投資家と起業家の間の障壁がほとんどない。投資家での経験は企業経営に役立つし、起業家の経験は投資家としてのスキルに大いに役立つということだろう。 元銀行員が大半を占める今の日本の投資家とは大違いだし、この状況を打開するようなRole Modelが出てこない限りは現状は改善されないだろう。 ・ シリコンバレーの回転扉

行動ターゲティング

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マーケティング手法の一つで英語でB ehavioral Targeting(BT)といい、 Webサイトなどのユーザーをその行動に基づいてセグメント化し、それぞれの嗜好やマインドに合った広告/メッセージを表示すること、またはその仕組みのことを言う。 マーケティング手法の移り変わり: 以前>  広く読まれる新聞や視聴率の高い番組、人通りの多い街頭をいかに押さえるかが重要 (マスメディアを使ってできるだけ多くの人に見せたいという考え方) ネット> 検索連動型が多く、利用者が検索するキーワードに応じて画面上に広告を表示させる 行動ターゲティング>例えば、自動車のサイトばかり見ているユーザーは購入意欲が高いと判断して画面に関連の広告を出す(ユーザーと広告を結びつけるマッチングという考え方=データの精度向上が必要) 6月末にサービスを開始後、一ヶ月で世界中に2000万人以上のユーザーを獲得したGoogleのSNSサービス「Google+」もこのマーケティングの仕組みを使って、“人”のデータを集めビジネスにつなげようとしている。そこで重要視されるのが、Facebookと同様の実名登録の強制だ。 実名登録により、現在のWeb観覧履歴であるクッキーより個人のデータの精度がかなり向上する。よって、消費者行動を知り商品広告や購買につなげたい企業にとっては喉から手が出るほど欲しい魅力的なデータになる。 個人側としては、プライバシーが侵害されないか不安なところだが、それにも増してピンポイントの付加価値商品やサービスを提供してもらえるのならいいのかもしれない。

7.5億人のFacebook帝国

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この帝国は、2004年にハーバード大学の学生によって“建国”されたばかり。 現在、27歳の創業者マーク・ザッカーバーグの作ったこのFacebookというSNSは、既に利用者が世界中に7億5000万人存在する。来年になるであろう株式上場時の予想時価総額は、10兆円と推定されているという。 んー、何ともコメントが出来ないほどスゴイ。 日本にも元々、現在2300万人の登録会員を持つSNS「mixi」がある。私も、以前はmixiを使っていたが、何だか使い心地がいまいちだったためいつの間にか使わなくなった。そして、今では毎日必ずFacebookを利用している。その違いは、やはり「透明性の高いネット」というところが私にとっては使い心地を良くさせていると思われる。 んー、日本からこんな世界中に爆発的に広がるインターネットサービスが生まれる日が来るのだろうか?それには、やはり単純に語学の問題が根強く足を引っ張っているような気がする。