行動ターゲティング

マーケティング手法の一つで英語でBehavioral Targeting(BT)といい、Webサイトなどのユーザーをその行動に基づいてセグメント化し、それぞれの嗜好やマインドに合った広告/メッセージを表示すること、またはその仕組みのことを言う。


マーケティング手法の移り変わり:
以前> 広く読まれる新聞や視聴率の高い番組、人通りの多い街頭をいかに押さえるかが重要(マスメディアを使ってできるだけ多くの人に見せたいという考え方)
ネット> 検索連動型が多く、利用者が検索するキーワードに応じて画面上に広告を表示させる
行動ターゲティング>例えば、自動車のサイトばかり見ているユーザーは購入意欲が高いと判断して画面に関連の広告を出す(ユーザーと広告を結びつけるマッチングという考え方=データの精度向上が必要)


6月末にサービスを開始後、一ヶ月で世界中に2000万人以上のユーザーを獲得したGoogleのSNSサービス「Google+」もこのマーケティングの仕組みを使って、“人”のデータを集めビジネスにつなげようとしている。そこで重要視されるのが、Facebookと同様の実名登録の強制だ。
実名登録により、現在のWeb観覧履歴であるクッキーより個人のデータの精度がかなり向上する。よって、消費者行動を知り商品広告や購買につなげたい企業にとっては喉から手が出るほど欲しい魅力的なデータになる。


個人側としては、プライバシーが侵害されないか不安なところだが、それにも増してピンポイントの付加価値商品やサービスを提供してもらえるのならいいのかもしれない。

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