成功と失敗から学ぶ

例えば、MBAのプログラムでは“ケース メソッド”と呼ばれる手法が使われ、主に過去の成功事例から様々なトピックについて学ぶ。その一方で、失敗事例を学ぶことにより自分自身が実際に失敗せずとも疑似体験ができ、そこから得られたものを教訓としてビジネスに応用するという俗に言う“失敗学”的な考え方もある。

人によってどちらか一方から学ぶことが重要と断言する人もいるが、やはりどちらのケースも同様に重要であると考える。要するに、成功事例でも失敗事例でも“なぜその結果に至ったか”を十分に分析することが重要であり、そこから自分なりに理論や仕組みを導き出し仮説を立て検証してみるというサイクルを廻すことによりはじめて“有効”と言える。

MBAと言えども、わざわざ大失敗した人を引っ張り出してきてプレゼンしてもらうようなことはしないし、そのようなケース ペーパーもほとんど無い。ということは、過去の既に古くなった成功事例から学ぼうとするだけではかなり限界があるのではないか。実際、MBAの本場であるUSではMBAプログラムを社内の教育プログラムに組み込んでいるところも増えている。

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