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6月, 2008の投稿を表示しています

Web2.0の新潮流

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昨日、本荘修二さん("My Favarite Site"(右欄)の「Dr.本荘の新事業Blog」を参照)のセミナーに参加するため渋谷の商工会議所に行った。久し振りにお目にかかった本荘さんは、相変わらず和装のいでたちで現れWeb2.0について語り始めた。 本荘さんは、私が在籍していた大学院の博士課程を出られた方で、当時知り合いの教授に紹介して頂きました。ITに関しての見聞が広く、グローバルでの最新情報を常にキャッチしつつ日本企業への警笛を鳴らす役目をしているような印象を受けます。 今回も、最近のWeb2.0に関連する業界の動向をご紹介されていました。やはり米国での事例がほとんどですが、ソーシャル・ネットワーキングやネットワーク・コミュニティーを企業が実際にサービスとして活用していて成果を挙げているよう。 それは、現在でも技術や品質を断固として誇示し続ける日本企業とはかけ離れた考え方で、全く“技術”というものを感じさせず、より人間“個人”に近いところでサービスを提供するといった考え方になっています。 例えば、“ Comcast ”という世界最大のケーブルTV事業者であると同時に大手の通信事業者でもある企業が、抗議デモにまで発展した問題をたった5人の従業員が“ Twitter ”を使いあっという間に沈めてしまったと言う事実がある。 んー、だが問題としてはインターネットを日常的に活用していない高齢層やその他の人々には永遠と関係ないサービスになってはしまうが。

オライリー

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Web2.0の提唱者であるティム・オライリー。現在は、米技術出版社のCEOである。 Googleの上場などを機に提唱されたWeb2.0とは、巷では様々な解釈がされているが「ウェブの再来」という意味だと彼は言う。ウェブは、オープンソースのソフトを活用したことで個人レベルで誰もが簡単に情報を発信することが可能となった。プラス、ネットワークの環境的な外部効果も大きく作用していると言えるだろう。 また、話は勝手に進んで“Web3.0”という言葉が一人歩きしている。オライリー自信はこの言葉は嫌いらしいが、彼の考える技術動向としては以下のような“3つの流れ”があると言っている。  1. ネット端末のインテリジェント化  2. パソコンからモバイルへの流れ  3. セマンティック・ウェブの流れ センサー技術の発達により、ネット端末はインテリジェント化し仮想世界と現実世界との橋渡しになると言う。また、いつでも何処でも情報が得られる状況を「アンビアント・コンピューティング」と彼は呼んでいて、モバイル端末が常に人間の所在を把握できるようになる。最後のセマンティック・ウェブとは、従来のウェブとは違い情報の構成要素に意味づけをし、コンピュータが内容を理解できるようになるといったものだ。 何にしても、やはり後にも先にもハイテクIT関連の最先端を牽引するのはUSということである。

オレンジの分け合い

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米国に子供の姉妹がオレンジを分け合う話がある。二人ともオレンジの2/3を欲しいと主張し、そのままだと険悪なムードとなり取っ組み合いが始まりそうだ。 子供の間では良くある光景だが、この姉妹は仲が良かったため喧嘩になる前に話し合い、結局一人はオレンジを2/3食べたくて、もう一人は料理用にオレンジの皮を2/3使いたかっただけと判明した。その結果、平和にお互いの要求を100%満たすような解を見つけることができたと言うものだ。 しかし、ビジネスの場合の交渉はそう簡単にはいかない。お互いが、複数の要素と優先順位を持っており、より複雑な探り合いが必要になることは皆さん経験済みだろう。だが、基本的な考え方はこの姉妹のオレンジの分け合いと同じではないだろうか。 要するに、「少なくともお互いの最優先順位の条件を満たす」ことができるように話し合いを行うことこそが、本当の意味での交渉である米国では考えられている。 交渉に入る際の相手の回答がもし否定的である場合には、その理由を旨く聞き出し更にはその理由に至る前提条件も突き止める必要がある。もしかしたら、その相手の前提条件さえ覆せる状況にあるかもしれない、または、自分側の前提条件も変更できる可能性があるかもしれない。このような状況になって、初めてお互いの最優先順位となる要素を満たすような結果に至ることができるというのだ。 まぁ、米国とは違い相手が日系の大規模企業によくいる会社にしがみついているだけの石頭軍団だとしたら、より特殊な“根回し”が必要になってくるのかもしれないが。。。

熱伝導

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私の尊敬する人の一人に、早稲田大学大学院の 寺本義也教授 がいる。私自身、教授の熱い言葉をたくさん抽入していただき、感動を覚えた経験がある。教授のもとには、私を始め多くの人々が集いあつい熱を共有し合うことにより、貴重な人脈が生まれていた。 毎日多忙な身で人脈をつくるときには、どうしても「その人が自分にどんな利益をもたらしてくれるか」ということを基準にお付き合いをする方々を多く見かける。しかし、私の経験ではそうやってできた人脈は長続きしない。 だが、自分の熱い思いを感動という名の“触媒”で相手に伝えたときにできたつながりは、例え頻繁に会う機会が無かろうとも不変的な人脈としていつまでも残り存在し続けると思う。 まぁ、熱過ぎても相手に“焼けど”させてしまい、つながりが切れてしまうこともたまにあるが。 ・『 松岡修造オフィシャル・サイト 』

No More "安い"

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様々な物の値段が高くなってきている。。。 昨年の米国での新エネルギー法の成立による、トウモロコシを原料とするエタノール燃料の使用義務量の倍増で、トウモロコシの値段が高騰したのを始め大豆を含む穀物類の価格が高騰したのは記憶に新しい。 現在では、原油が1バレル=120ドル~130ドル程度にまで高騰し(5/22には史上初の135ドルに達した)、200ドルになる日もそう遠くないとされている。そうなると、1リットルのガソリンが210円から220円になる。 日本では、昨日からガソリンが更に10円程度値上がりし170円/ℓというところも出てきている。その他、数々の食料品の価格上昇も続いている。。。日本の食料自給率は、韓国よりも低い40%程度で更に下降傾向にあるためこれは正に死活問題だ。 その代わりに"プレミアム商品"との価格差が無くなってきているため、各社様々な付加価値商品を出したりPB商品などの開発にしのぎを削っている模様。 このピンチを「チャンス」とばかりに、日本の様々な技術を駆使して環境や資源不足の解消などで世界に打って出てもらいたいものだ。 ・『 1バレル200ドルで起こる超貧乏 』 ・『 日本の食糧自給率 』