チャンビー

いま、米国のNerd(オタク)をとりこにしているのが" Chumby "という目覚まし時計型のコンピューターだ。クリスマス商戦を前に、明後日の10月23日に日本でも発売される。価格は、29,400円とまあまあお手ごろ価格だ。 Chumby の主な仕様は、以下になる。 ・3.5inch 液晶 Touch Screen ・無線LAN(WiFi)接続機能 ・64MB SDRAM Flash Memory ・64MB NAND 型 Flash Memory ・加速度センサー ・USB2.0 x 2 ・2W スピーカー ・iPod 接続 ・イタリア製の皮を外観に使用 ・色は 3 色のチョイス しかし、何が本当に新しくてオタクにとって面白いかと言うと、インターネット上のコンテンツから自分が見たいコンテンツを選び「ウィジェット」と呼ばれる Flash アニメーションを目覚まし時計のように常時表示できる。また、自分のものには名前をつけることができ、他のユーザーとウィジェットの共有も可能となる。 最初から 20 のウィジェットが用意されている他、ホームページには現在 600 以上の本当に様々なウィジェットが掲載されており、PCで閲覧するようなものやアニメや YouTube の映像を流すウィジェットもあり、携帯電話でウェブを見ているような感覚になるようだ。 この Chumby は、何と“オライリーメディア(ウェブ 2.0 を提唱した ティム・オライリー が率いるメディア企業)”がごく限られた仲間だけを招待する昨年のフー・キャンプ(Foo camp)で初めて姿を見せたらしい。 Chumby の最も優れた点は、Linux ベースの OSS(オープンソース・ソフトウエア)で開発されているということにある。搭載するソフトウェアを、ユーザーが開発できるように SDK(ソフトウエア開発キット)が配布されていて、その魅力に共感したエンジニア達がこぞって多くのウィジェットやプログラムを開発し公表している。しかも、ハードウエアに関する開発キット(HDK)も公開しており、ウェブサイトには詳細なハードウェアの設計図が公開されている。 新たなコンピューターの有り方として、日本の市場に一石を投じる大きな現象となって欲しい。。。もちろんハード面では日本のメーカーがより優れたものを作れるはすだ!