「あいのり」 ~金星への旅~

「あいのり」してみませんか?という公募広告が、JAXA(宇宙航空研究開発機構)から今年の4月に発表された。特に“恋人探し”をする旅という訳でもないが、何と行き先がとてつもなく遠い“金星”なのだ!

もちろん、これは“人”が相乗りするわけではなく、2010年に打ち上げ予定のH-IIAロケットに「PLANET-C」というJAXA惑星探査機と一緒に相乗りする小型副衛星のことだ。もし、この小型衛星が金星まで到達すれば、宇宙機関以外の衛星としては最遠記録となる。

今年7月に発表された候補機は以下になる。

* WASEDA-SAT2(早稲田大学)
* 大気水蒸気観測衛星(鹿児島大学)
* Negai☆″(創価大学)
* UNITEC-1(大学宇宙工学コンソーシアム(UNISEC))

「地球の兄弟星」と言われてきた金星。それは、大きさや太陽からの距離が地球に近い惑星と考えられているからだという。しかし、実際は高温の二酸化炭素に包まれ硫酸の雲が浮かび、環境が地球とは全く違うのだ。その原因がこの「あいのり」によって解明されれば、ある意味本当の地球の“パートナー”が見つかることになる。

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