ガラパゴス化

早稲田大学ファイナンス研究科教授の野口悠紀雄氏によると(右欄の“My Favarite Sites”参照)、日本市場は“ガラパゴス化”によりグローバル市場から隔離され独自の発展を遂げていると言う。例えば、日本の携帯電話端末とサービスはグローバル規格と違う規格で発展したため、日本国内では早くから携帯が普及し技術的にも高い製品やサービスが開発されたものの、他の市場では全く受け入れられないものとなっている。

ガラパゴス諸島の生き物は、天敵が少ないため環境に適用するため全く独自の進化を遂げてきている。だが、日本の場合は小規模の市場(グローバル市場の10%程度)に対して多くの企業が激しいシェアの奪い合いを繰り広げている。因みに、Nokiaの市場シェアは1社で40%程度にまで達している。

ガラパゴスも、急激な観光地化により環境の悪化が深刻な問題となっているが、日本も海外の投資家が離れていく一方で低い株価によって「お買い得」となっている企業が多数存在する。ショッピングの対象となるような価値が残っているうちはいいが、そのうち誰も見向きもされなくなったらガラパゴスどころか“忘れ去られた孤島”になってしまうだろう。。。

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