投稿

2008の投稿を表示しています

オムニボット

イメージ
経産省が発表した、「今年のロボット」大賞の一つにタカラトミーの「オムニボット」が受賞した。17個の超小型モーターによる200種類もの動きを実現し、価格が3万円弱というのはかなり画期的だと思う。その証拠に、16.5cm というサイズにて「世界最小の人型量産ロボット」としてギネスブックに認定されている程だ。 その他にも「サービスロボット部門」では、㈱西澤電機計器製作所による自動ページめくり器 「ブックタイム」、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センターによる「食の安心・安全に貢献する田植えロボット」、そして㈱ZMPによるロボットを活用したエンジニア育成ソリューション「ZMP e-nuvoシリーズ」がある。 今後は、是非グローバル市場に向けたビジネスの拡大を期待したい! 世のパパさん&ママさん、これは子供に買ってあげてもゲームなんかより高くない買い物だと思いますよぉ。 ・『 THE ROBOT AWARD 2008 』

ワタミ社長の考えること

記事で読んだ、ワタミ社長の「人生を好転させるためのサイクル」を以下に示す。 1. < 思い > 自分はどうなりたいのか強烈に思う 2. < 行動 > 強烈に思えばそれは行動につながる 3. < 習慣 > 行動をしっかり繰返せば習慣となる 4. < 人格 > 習慣付けから強い人格が形成される 5. < 運命 > 最後には自分の運命を変えるに至る 要するに、強い思いは諦めずにとことんやり抜くことにより、自分の運命を変えることができるまでになるということだ。 シンプルな考えだが、成功者が言うとやはり説得力がありますね。 私も全くの同感で、思いというか“思い込み”だけで今までやり抜いてこれたような気がします。 どんな状況でも、強い思いだけは自分も持ち続けたいし、皆さんにも持ち続けてほしいです。

世界的“不況”和音

イメージ
世界的な不況が、直接的または間接的な繋がりにせよ広がりと根深さを増しているように見える。自動車業界に続き、ソニーも09年末までに1万6000人以上の人員削減を発表した。もちろん、これらは様々な企業の思惑があり全てが直接不況のためとは言い切れないが、いづれにせよ多くの人が職を失うことになる。削減対象となった人々にとって見れば、突然来た“大災害”のような感じではないだろうか。 実際、このようにいくつかの不確定要素が負の慣性力となり、世界中を巻き込んでいくような状況を誰が正確に予想できただろうか。ということは、やはり限りなく災害に近いような状況と言える。災害には、非常時に備えるための十分な準備が必要なことは、特に最近は皆が身近なこととして認識している事実である。厳しいようではあるが、企業から職を得ている人たちも同じような状況に対する“備え”を十分にしておく必要があるという、そういう時代が来ているということだ。 何かに属して生活している場合、その属する元が無くなった時のことを想定し、特に安泰な時こそ自分に対して自ら危機感を募らせ、最悪の事態に備える必要があるのだ。現在では、属する元というのはそこに属する者に対して何の保障もできないというのは事実である。 要するに、自分に対して常に先の状況を想定し“無形の投資”をしてほしいということだ。無形の財産というものは、いつでもどこにでも持ち歩けるためこの世で一番便利で価値のあるものだと思う。

本田の F1 完全撤退

イメージ
ホンダが、12月5日に F1 からの完全撤退を発表した。今まで、2 度ほど“休止”をしたことはあったが、今回は完全なる撤退ということだ。 もちろん、サブプライム問題に端を発する北米での大幅な販売台数の減少といったことも影響はしているが、実際にはその先を見込んだ経営資源の再配分を考えているようだ。 それは、今後確実に自動車業界での主流となるであろう“環境に配慮した車”の開発に主軸をおくことを意味している。そのために、400 人程度のエンジニアを次世代環境車の開発に従事させる予定だそうだ。 この F1 撤退の決断は、ホンダ魂を受け継ぐ福井社長にとっても苦渋の決断ではあったはずだが、市場の変化をいち早く察知し経営戦略の軸足を変えていくことはかなり重要なことであり、その成果は2,3年後には確実に影響してくると考える。 米国の“ビック 3” の経営陣と比較すれば、このホンダの決断は戦略的勇退と言ってよいであろう。

Yes We Can!

イメージ
11月4日、米国の次期(第44代)大統領が民主党候補のバラク・オバマ上院議員に決まった。 この47歳と若い指導者が、シカゴのグラント・パークで行った17分の勝利演説は、世界中の多くの人々の心を強く打ったに違いない。 "It’s been a long time coming, but tonight, because of what we did on this day, in this election, at this defining moment, change has come to America. " "I will never forget who this victory truly belongs to – it belongs to you." 是非、下記のリンクにて実際のスピーチを見ながら原文を読み返して頂きたい。 「 Video: Election Night Speech in Grant Park 」 きっと、リーダー不在の自国政治の情けなさに涙することだろう。。。

チャンビー

イメージ
いま、米国のNerd(オタク)をとりこにしているのが" Chumby "という目覚まし時計型のコンピューターだ。クリスマス商戦を前に、明後日の10月23日に日本でも発売される。価格は、29,400円とまあまあお手ごろ価格だ。 Chumby の主な仕様は、以下になる。 ・3.5inch 液晶 Touch Screen ・無線LAN(WiFi)接続機能 ・64MB SDRAM Flash Memory ・64MB NAND 型 Flash Memory ・加速度センサー ・USB2.0 x 2 ・2W スピーカー ・iPod 接続 ・イタリア製の皮を外観に使用 ・色は 3 色のチョイス しかし、何が本当に新しくてオタクにとって面白いかと言うと、インターネット上のコンテンツから自分が見たいコンテンツを選び「ウィジェット」と呼ばれる Flash アニメーションを目覚まし時計のように常時表示できる。また、自分のものには名前をつけることができ、他のユーザーとウィジェットの共有も可能となる。 最初から 20 のウィジェットが用意されている他、ホームページには現在 600 以上の本当に様々なウィジェットが掲載されており、PCで閲覧するようなものやアニメや YouTube の映像を流すウィジェットもあり、携帯電話でウェブを見ているような感覚になるようだ。 この Chumby は、何と“オライリーメディア(ウェブ 2.0 を提唱した ティム・オライリー が率いるメディア企業)”がごく限られた仲間だけを招待する昨年のフー・キャンプ(Foo camp)で初めて姿を見せたらしい。 Chumby の最も優れた点は、Linux ベースの OSS(オープンソース・ソフトウエア)で開発されているということにある。搭載するソフトウェアを、ユーザーが開発できるように SDK(ソフトウエア開発キット)が配布されていて、その魅力に共感したエンジニア達がこぞって多くのウィジェットやプログラムを開発し公表している。しかも、ハードウエアに関する開発キット(HDK)も公開しており、ウェブサイトには詳細なハードウェアの設計図が公開されている。 新たなコンピューターの有り方として、日本の市場に一石を投じる大きな現象となって欲しい。。。もちろんハード面では日本のメーカーがより優れたものを作れるはすだ!

減少する日本人

イメージ
日本人が段々と減ってきている。日本人の総人口が、2006年頃を境に減少傾向に入ったのだ。年齢別に見ると、15歳~64歳の生産年齢人口は全体の6割程度まで減ってきている。単純に考えると、働き手が減ることにより税収や年金保険料が減り、逆に年金支給額や医療費は増えるという悪循環が訪れることを示唆していると言える。 世界に目を向けてみるとどうだろうか。日本と同様の状況にある国は、ドイツ、フランス、韓国の工業化国とBRICsのロシアが人口の減少傾向にある。一方で、新興工業国である中国、インドは急激に人口が増加しており、次いでブラジルと移民の多いアメリカも増加傾向にある。 外国人労働者の受入状況はどうだろう。世界の外国人労働力と日本を比べると、例えば、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スイス、スペイン等と比較して日本は極端に外国人労働者の数が少ない。そもそも、外国人の受け入れ態勢が全く整っていないため、日本語教育の不足や人々の治安悪化に対する漠然とした懸念などが障害となっているようだ。日本政府は、最近になって徐々にではあるが対策を講じているようである。しかし、既に問題が深刻になっている看護や介護の方面に対する遅すぎる対応と言えるだろう。 。。。明るい題材はないのだろうか。一つには、内需しか見えていなかった日本の製造業が、より膨大な需要のある世界の市場へ注力しだしていることがある。韓国などと比べ、あまりにも遅い気付きではあるが、独特な日本のビジネスを必要とする市場はまだ世界にいくらでもあると思うので積極的にがんばって欲しい。でも、まずは英語や語学の教育からはじめないといけないのだろう。。。

携帯 OS 動向

イメージ
「シンビアン」に「リモ・ファンデーション」?何の名前だか一般の人にはあまり馴染みが無いかもしれない。しかし、実際には日本を含む世界中多くの人がこの“2社”の製品を使用している。 これらは、携帯OSを開発している世界2強の企業と非営利団体である。日本では、シャープと富士通にシンビアン社のOSが採用されていて、40%弱のシェアを持っている。また、松下とNECは共同開発を断念し“リモ”を採用することを決めたため、20%強のシェアを持つこととなる。 業界最大手のノキアの子会社である“シンビアン”は、世界では6割以上のシェアを持っており(高機能端末において)、ノキアを中心に10社で「シンビアン・ファンデーション」なる非営利団体を設立し普及を本格化する意向だ。 次に来るのが“リモ”で、リナックスをベースに共通化仕様を目指している非営利団体であり、現在の会員数は50社になる。 その他、KDDI(au)の提唱する「KCP+」(東芝が採用)や、Googleの「アンドロイド」、Microsoftの「ウィンドウズモバイル」等のソフト大手も普及を狙っている。 携帯端末でも、RIM(カナダ)の「Blackberry」やAppleの「iPhone」がシェア10%と4%にまで急激に普及してきており、今後は無線通信インフラも技術革新が進むと見られる中で、グローバルにおける競争が一層と激化することが予想される。 この中で、日本企業はまた大きなグローバルの波に飲まれて終わりとなるのだろうか。。。

減少する「科学」

イメージ
学研の「科学」と「学習」、どっちが好きだった?と聞かれると、ほとんどの30代以降の人たちは「科学」と答えるだろう。まぁ、これはどちらかを購読していると言う前提での話しだ。しかし、「科学」の購読数は79年をピークに減少し、現在ではその13%程度だと言う。これは、少子化問題、子供のあらゆる選択肢の拡大、学研の"市場"の変化を無視した内容なども影響していると思うが、いわゆる「理科離れ」が進んでいる一つの兆候とも言えるだろう。 世界57カ国の15歳を対象に、OECD(経済協力開発機構)が実施した国際学習到達度調査では、科学的応用力において日本は2003年の2位から2006年の6位へ転落している。因みに、一位は2年連続フィンランドで、2位香港、3位カナダ、4位台湾、5位エストニアとなっている。 また、日経ビジネスの8月18日号にも、「さらば工学部」という題で記事が掲載された。東大でも、工学部の電気電子は5年連続で底割れをしているらしい。。。そもそも、今の子供たちは様々な社会の基盤となっている技術に"夢"を持てるような環境にいるだろうか?そのような環境を、私たち大人が子供たちに提供し啓蒙しているだろうか?(実際に実践しているのは、でんじろう先生くらいなのだろうか?) これは、そもそも“失われた10年”を取り戻そうとして目先の利益に囚われている日本企業も責任を感じ、教育機関と協力しながら解決していかなければならない、今の日本にとっての最優先事項であると考える。

「あいのり」 ~金星への旅~

イメージ
「あいのり」してみませんか?という公募広告が、JAXA(宇宙航空研究開発機構)から今年の4月に発表された。特に“恋人探し”をする旅という訳でもないが、何と行き先がとてつもなく遠い“金星”なのだ! もちろん、これは“人”が相乗りするわけではなく、2010年に打ち上げ予定のH-IIAロケットに「PLANET-C」というJAXA惑星探査機と一緒に相乗りする小型副衛星のことだ。もし、この小型衛星が金星まで到達すれば、宇宙機関以外の衛星としては最遠記録となる。 今年7月に発表された候補機は以下になる。 * WASEDA-SAT2(早稲田大学) * 大気水蒸気観測衛星(鹿児島大学) * Negai☆″(創価大学) * UNITEC-1(大学宇宙工学コンソーシアム(UNISEC)) 「地球の兄弟星」と言われてきた金星。それは、大きさや太陽からの距離が地球に近い惑星と考えられているからだという。しかし、実際は高温の二酸化炭素に包まれ硫酸の雲が浮かび、環境が地球とは全く違うのだ。その原因がこの「あいのり」によって解明されれば、ある意味本当の地球の“パートナー”が見つかることになる。

速攻 DNS ポイズニング

イメージ
インターネットを使っていれば誰もが関係するDNSサーバー。インターネット上で、ドメイン名をIPアドレスに変換するものだ。 このDNSサーバーに欠陥があると、DNSの発明者であPaul Mockapetris氏によって指摘されている。最新のDNSポイズニングという攻撃方法によって、DNSサーバーに嘘の情報を入れることによりウェブサイトの乗っ取りやメールの盗み見が可能になってしまうのだという。 DNSポイズニング自体は1988年に既に指摘されているが、今回のヤツは百万回の攻撃を瞬時に仕掛け99.99998%の確立で成功するらしい。例えば、ウィルスに感染したパソコンを誰かが社内に持ち込んだだけで、その企業全体が危険にさらされてしまう。。。 まぁ、対策としてはこのポールおじさんの経営するNominum社のソフトを使えば、リスクは最小限に抑えられるということだが、日本ではNTT Communications, KDDI, IIJ等が採用しているらしい。 ここにリストされていないISPのサービスを利用している人は、直ぐに問い合わせたほうがいいかも。

百度

イメージ
元Yahoo Japanの検索事業部長だった井上俊一氏が、中国の検索サービス「百度」(Baidu)日本法人の代表取締役に就任したらしい。 <井上氏の経歴> ・エキサイトでCTOを務め、2004年にヤフーに入社 ・検索事業部長としてUSと共同で"Yahoo! Search Technology"や検索  連動型広告を開発 ・“Yahoo!知恵袋等”の日本の検索関連プロダクトの全ての指揮をとる <百度の経歴> ・中国の百度公司が運営する検索エンジンで創業2000年1月(本社は北京) ・世界の検索エンジン市場でGoogle、Yahooに続きシェア3位(国内最大) ・2008年1月23日に日本向けサービス「Baidu.jp」を正式にオープン 井上氏は、“SNS”を通じて百度のRobin Li CEOと知り合い、直接合って話した時に彼のビジョンに魅かれ入社を決めたらしい。まぁ、社長のポジションということもあり、ステップアップとしては理想的なオファーだったのではないかと思う。日本企業の社長が、同様のルートで優秀な人材を確保するというのは有り得ないだろう。

エルピーダ

イメージ
社長として、企業を経営するということはどういうことなのだろうか。現在の世界の市場情勢の中で、その一つの答えを世に示そうとしているのが「エルピーダメモリ社」の坂本社長と言えるかもしれない。同社は、現在3四半期連続で営業赤字となる状況にもかかわらず、DRAMの合弁工場を5400億円を投じ中国に建設すると8/6に発表した。2010年の世界シェア奪還を目標に、サムスンを追撃するための計画を加速しているのだ。現在のDRAMの市場シェアは、1位 韓国サムスン電子 30.5%、2位 韓国ハイニックス半導体 18.6%、3位 日本エルピーダメモリ 14.4%、4位 米マイクロン・テクノロジー 11.4%、5位 独キマンダ 10.4% となっている。 坂本社長は、日体大出身で業界では異端児的な存在。日本テキサス・インストロメンツに入社後に副社長まで上り詰め、台湾UMCの日本法人トップ等を歴任している。一方、エルピーダ社は日立とNECが赤字続きだったDRAM事業を統合して発足した会社だ。会社自体は、清算する直前にまで追い込まれた2002年11月に、「再建請負人」と称される坂本社長が就任し見事に再建させた。 かつては、DRAM市場の8割を占めた日本の半導体メーカーだが、重い大企業病が悪化し投資判断等の遅れから日本に学んだ韓国メーカーが今では世界の王者として君臨している。だが、坂本社長は市場の状況に併せた柔軟な経営で、台湾の「力晶」やドイツの「キマンダ」等と提携して急成長を果たした。 大きな組織になればなるほど、そのトップに立つ者はどんな(俗に言う)"優秀"な人物でも、様々な状況にがんじがらめにされて何も出来ないままで終わる。しかし、それは同時に、企業全体を忍び寄る致命的な危機にわざわざさらけ出していることになる。“ヤバイ”と気づいた時には確実に手遅れなのだ。。。まるでぬるま湯からゆでられる“茹で蛙”のように。。。

J-SOX

イメージ
J-SOX = Japanese Sox = 足袋。。。ではありません。お分かりでしょうが、米国のSOX法の日本版のことです。 J-SOXとはやはり俗称らしく、実際の経緯は以下のようになる↓ 1. 金融庁企業会計審議会が2005/12に「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準のあり方について」を公表。→ 2. 内部統制義務化として2006/6に証券取引法の改正という形で金融商品取引法が成立 。→ 3. 実務的な基準として金融庁企業会計審議会が2006/11に実施基準案を公表。 こらを全部ひっくるめて、J-SOXと呼ばれているらしく、このいい加減な呼び名が先走りしてしまっていて内容は全く浸透していないようだ。 とはいっても、金融商品取引法(“証券取引法等の一部を改正する法律”とその整備法)は、2007年9月に既に完全施行となっている。ベリング・ポイントの調べによると、日本企業のJ-SOXやその他の会計基準の変更等への対応は多くの企業が遅れているという事実がある。特に、ITを活用した経営管理体制の効率化への取り組みまでは、ほとんどの企業がそこまでの段階に達していないようだ。 たぶん、今まさにこの機会に、積極的に社内情報システムの全体的見直しを行わない企業は、二度とそのチャンスは無いと思っていいだろう。 ・『 金融庁による国会提出法案等 』

SOX

イメージ
“RED SOX”は巷で話題になっているが、「J-SOX」自体は一般にはあまり取上げられていないようだ。まぁ、そもそもは米国での“エンロン”事件が引き金となっているので、あまり浸透しないのかもしれない。 そもそも、何でJ-SOXなる親しみの無い名前で呼ばれるようなものができたのか。まずは、その発端となった米国の事件をReviewしてみたい。 ちょっとだけ昔に、米国に“エンロン”という総合エネルギー取引とIT関連ビジネスに携わる企業がありました。この企業は、2000年度には全米売上高ランキングの第7位に入るなど、米国有数の巨大企業でした。しかし、そのエンロンが2001年12月には何と“破綻”してしまったのです! これは、日本でもちょっと前に話題になった「粉飾決算」が原因でした。この、エンロン事件に加担した大手監査法人のアーサー・アンダーセンも同じ時期に消滅しています。その後も、大手通信事業者のワールドコムを始めとする様々な企業の粉飾決算が芋づる式に発覚し、次々と企業は破綻していきました。 そのような背景から、異例の速さで米SOX法が導入されたというわけです。正式には「Public Company Accounting Reform and Investor Protection Act of 2002:上場企業会計改革および投資家保護法」と言うらしく、法案を連名で提出したポール・サーベンス(Paul Sarbanes)上院議員、マイケル・G・オクスリー(Michael G.Oxley)下院議員の名前にちなんで、「サーベンス・オクスリー法」と呼ばれるようになったらしいです。 次回は、J-SOXについて。

Web2.0の新潮流

イメージ
昨日、本荘修二さん("My Favarite Site"(右欄)の「Dr.本荘の新事業Blog」を参照)のセミナーに参加するため渋谷の商工会議所に行った。久し振りにお目にかかった本荘さんは、相変わらず和装のいでたちで現れWeb2.0について語り始めた。 本荘さんは、私が在籍していた大学院の博士課程を出られた方で、当時知り合いの教授に紹介して頂きました。ITに関しての見聞が広く、グローバルでの最新情報を常にキャッチしつつ日本企業への警笛を鳴らす役目をしているような印象を受けます。 今回も、最近のWeb2.0に関連する業界の動向をご紹介されていました。やはり米国での事例がほとんどですが、ソーシャル・ネットワーキングやネットワーク・コミュニティーを企業が実際にサービスとして活用していて成果を挙げているよう。 それは、現在でも技術や品質を断固として誇示し続ける日本企業とはかけ離れた考え方で、全く“技術”というものを感じさせず、より人間“個人”に近いところでサービスを提供するといった考え方になっています。 例えば、“ Comcast ”という世界最大のケーブルTV事業者であると同時に大手の通信事業者でもある企業が、抗議デモにまで発展した問題をたった5人の従業員が“ Twitter ”を使いあっという間に沈めてしまったと言う事実がある。 んー、だが問題としてはインターネットを日常的に活用していない高齢層やその他の人々には永遠と関係ないサービスになってはしまうが。

オライリー

イメージ
Web2.0の提唱者であるティム・オライリー。現在は、米技術出版社のCEOである。 Googleの上場などを機に提唱されたWeb2.0とは、巷では様々な解釈がされているが「ウェブの再来」という意味だと彼は言う。ウェブは、オープンソースのソフトを活用したことで個人レベルで誰もが簡単に情報を発信することが可能となった。プラス、ネットワークの環境的な外部効果も大きく作用していると言えるだろう。 また、話は勝手に進んで“Web3.0”という言葉が一人歩きしている。オライリー自信はこの言葉は嫌いらしいが、彼の考える技術動向としては以下のような“3つの流れ”があると言っている。  1. ネット端末のインテリジェント化  2. パソコンからモバイルへの流れ  3. セマンティック・ウェブの流れ センサー技術の発達により、ネット端末はインテリジェント化し仮想世界と現実世界との橋渡しになると言う。また、いつでも何処でも情報が得られる状況を「アンビアント・コンピューティング」と彼は呼んでいて、モバイル端末が常に人間の所在を把握できるようになる。最後のセマンティック・ウェブとは、従来のウェブとは違い情報の構成要素に意味づけをし、コンピュータが内容を理解できるようになるといったものだ。 何にしても、やはり後にも先にもハイテクIT関連の最先端を牽引するのはUSということである。

オレンジの分け合い

イメージ
米国に子供の姉妹がオレンジを分け合う話がある。二人ともオレンジの2/3を欲しいと主張し、そのままだと険悪なムードとなり取っ組み合いが始まりそうだ。 子供の間では良くある光景だが、この姉妹は仲が良かったため喧嘩になる前に話し合い、結局一人はオレンジを2/3食べたくて、もう一人は料理用にオレンジの皮を2/3使いたかっただけと判明した。その結果、平和にお互いの要求を100%満たすような解を見つけることができたと言うものだ。 しかし、ビジネスの場合の交渉はそう簡単にはいかない。お互いが、複数の要素と優先順位を持っており、より複雑な探り合いが必要になることは皆さん経験済みだろう。だが、基本的な考え方はこの姉妹のオレンジの分け合いと同じではないだろうか。 要するに、「少なくともお互いの最優先順位の条件を満たす」ことができるように話し合いを行うことこそが、本当の意味での交渉である米国では考えられている。 交渉に入る際の相手の回答がもし否定的である場合には、その理由を旨く聞き出し更にはその理由に至る前提条件も突き止める必要がある。もしかしたら、その相手の前提条件さえ覆せる状況にあるかもしれない、または、自分側の前提条件も変更できる可能性があるかもしれない。このような状況になって、初めてお互いの最優先順位となる要素を満たすような結果に至ることができるというのだ。 まぁ、米国とは違い相手が日系の大規模企業によくいる会社にしがみついているだけの石頭軍団だとしたら、より特殊な“根回し”が必要になってくるのかもしれないが。。。

熱伝導

イメージ
私の尊敬する人の一人に、早稲田大学大学院の 寺本義也教授 がいる。私自身、教授の熱い言葉をたくさん抽入していただき、感動を覚えた経験がある。教授のもとには、私を始め多くの人々が集いあつい熱を共有し合うことにより、貴重な人脈が生まれていた。 毎日多忙な身で人脈をつくるときには、どうしても「その人が自分にどんな利益をもたらしてくれるか」ということを基準にお付き合いをする方々を多く見かける。しかし、私の経験ではそうやってできた人脈は長続きしない。 だが、自分の熱い思いを感動という名の“触媒”で相手に伝えたときにできたつながりは、例え頻繁に会う機会が無かろうとも不変的な人脈としていつまでも残り存在し続けると思う。 まぁ、熱過ぎても相手に“焼けど”させてしまい、つながりが切れてしまうこともたまにあるが。 ・『 松岡修造オフィシャル・サイト 』

No More "安い"

イメージ
様々な物の値段が高くなってきている。。。 昨年の米国での新エネルギー法の成立による、トウモロコシを原料とするエタノール燃料の使用義務量の倍増で、トウモロコシの値段が高騰したのを始め大豆を含む穀物類の価格が高騰したのは記憶に新しい。 現在では、原油が1バレル=120ドル~130ドル程度にまで高騰し(5/22には史上初の135ドルに達した)、200ドルになる日もそう遠くないとされている。そうなると、1リットルのガソリンが210円から220円になる。 日本では、昨日からガソリンが更に10円程度値上がりし170円/ℓというところも出てきている。その他、数々の食料品の価格上昇も続いている。。。日本の食料自給率は、韓国よりも低い40%程度で更に下降傾向にあるためこれは正に死活問題だ。 その代わりに"プレミアム商品"との価格差が無くなってきているため、各社様々な付加価値商品を出したりPB商品などの開発にしのぎを削っている模様。 このピンチを「チャンス」とばかりに、日本の様々な技術を駆使して環境や資源不足の解消などで世界に打って出てもらいたいものだ。 ・『 1バレル200ドルで起こる超貧乏 』 ・『 日本の食糧自給率 』

ストレス、フリー!

イメージ
ストレスの定義は人それぞれですよね。よって、ストレス解消に一番いい方法は、まずは自分にとってストレスまたは心配事となっている事項をしっかりと整理することから始めることではないでしょうか。 ストレスから逃避することばかり考えていると、何だかモヤモヤしたものが自分の中に溜まってしまい、余計にストレスを増大させるだけです。それは実際“何”で、なぜそういう状況になったのかについて「見える化」をすれば結構他愛のないものに必要以上に悩んでたりすることありますよ。 “ ストレスの見える化 ”をし、状況を自分で具体的に把握したら、直ぐに片付けられる物はとっとと片付け、悩む程でもないようなことは考えるのを止めちまうのがいいです。それでも残ってしまい、長期間付き合わなければならない“もの”がある場合には、ここで初めてにストレス解消のための“息抜き”を何かするような感じがいいですね。 ・『 Webでプチプチ 』

ガラパゴス化

イメージ
早稲田大学ファイナンス研究科教授の野口悠紀雄氏によると(右欄の“My Favarite Sites”参照)、日本市場は“ガラパゴス化”によりグローバル市場から隔離され独自の発展を遂げていると言う。例えば、日本の携帯電話端末とサービスはグローバル規格と違う規格で発展したため、日本国内では早くから携帯が普及し技術的にも高い製品やサービスが開発されたものの、他の市場では全く受け入れられないものとなっている。 ガラパゴス諸島の生き物は、天敵が少ないため環境に適用するため全く独自の進化を遂げてきている。だが、日本の場合は小規模の市場(グローバル市場の10%程度)に対して多くの企業が激しいシェアの奪い合いを繰り広げている。因みに、Nokiaの市場シェアは1社で40%程度にまで達している。 ガラパゴスも、急激な観光地化により環境の悪化が深刻な問題となっているが、日本も海外の投資家が離れていく一方で低い株価によって「お買い得」となっている企業が多数存在する。ショッピングの対象となるような価値が残っているうちはいいが、そのうち誰も見向きもされなくなったらガラパゴスどころか“忘れ去られた孤島”になってしまうだろう。。。

磨き屋シンジケート

イメージ
iPodの背面の研磨(裏鏡面加工技術)で世界的に一躍有名になった新潟県燕三条。現在は、新潟県燕市の研磨業者ら45社でつくる共同受注グループ「 磨き屋シンジケート 」というものが設立されている。 彼らのサイトで今人気急上昇なのが、ナノレベルまで磨き上げられたステンレス製の「 ビアマグカップ 」だそうだ。値段は、Sサイズ(約200cc)が11,000円、Lサイズ(約480cc)が16,800円と比較的高いのだが、これが予約殺到で待ち状態となっているらしい。今月には、アウトドアでも使用できるようにつや消し加工された新商品が発売されるとのことなので、キャンプ好きの私としては是非チェックしておきたい。 iPodのおかげで日本の伝統技術が一躍脚光を浴びたが、聞くところによると現在ではその技術も中国に奪われているとのことだ。最新鋭の24時間稼動する工場で、日本とほとんど変らない高い技術で安価に製造ができるとあってiPod需要もそちらに流れているらしい。 この磨き屋シンジケートのサイトが、日本国内へのみに向けたサイトであることはそのような状況から来ているのだろうか。。。しかし、もう少しホームのページデザインを見易くした方がいいとは思う。 ・『 磨き屋シンジケート “ビアマグカップ” 』

ルネ・マルタン

イメージ
クラシック音楽をお祭り騒ぎで楽しめる。そんなイベント、「 ラ・フォル・ジュルネ 」が今年も東京丸の内にやってきた。このイベントは、そもそもフランスの地方都市“ ナント市 ”で1995年に始まった音楽祭で、今では12万人以上の観客を集めるほどのヨーロッパきってのイベントになったらしい。その仕掛け人が、芸術と社会の融合を目指し精力的に活動している音楽プロデューサーの“ ルネ・マルタン ”だ。 クラシック初心者の私には、興味はあるが2時間の高額なクラシック・コンサートを観賞をするには少々躊躇してしまう。その“かゆいところに手が届く”ようなイベントが、このクラシック・イベントで1回の公園が大体45分で価格も1500円程度からあるため、私のようなにわかファンにはもってこいのイベントだ。 彼にとって、仕事をするうえで必要なことは「自分の気持ちを大切にし、決して裏切らないこと」だと言う。その彼自身の情熱が、フランスに留まらず日本の人々にも“熱伝達”したのだろう。 来年も参加したいと思うが、野外のフードスタンドの“質”は是非とも大幅に改善して欲しいものだ。。。

IHIよ何処へ行く

イメージ
また一つ、日本の老舗企業が堕ちていく。。。ロケット、航空機エンジン、艦艇などの世界トップクラスの技術を持った IHI(石川島播磨重工業) が2007年12月に東京証券取引所にて「管理ポスト」に割り当てられた後、2008年2月に「特設注意市場銘柄第一号」とされて以来“汚名”返上に躍起になっている。 しかし、受注拡大の焦りから結果としてプラント事業で総額850億円の巨額損失計上となり、今やどこに買収されるかが焦点となっている。世界屈指の技術を有するIHIをお手頃価格で買いたい企業は世界にいくらでもある。買収防衛策となる株価上昇も、「3年以内に内部管理の問題を改善しなければ上場廃止」という条件下では難しい。2009年1月には 120周年 を迎えるIHIだが、とりあえず改善報告書を提出し指定銘柄から外してもらうことが目標とは情けない。 IHIが落ちぶれてしまった根底には、本社部門と事業部門の間に“分厚い壁”があるという古の組織風土がある。“現場力”だけで成長してきたが、トップダウンによる成長戦略とその実行が機能していなかった。 だが、同じ運命を辿る可能性のある日本の老舗企業は少なくないのが現状である。。。 ・『 IHIの株価動向 』          

Club 33

イメージ
「Club 33」という秘密のレストランに行ってきました。何処にあるのかというと、なんと東京ディズニーランドの中にあるんです。 ある知り合いから紹介されたこのレストランは、完全な会員制のレストランでディズニーランドの中で唯一お酒を飲めるレストランです。 まずは、地図と入り口の写真を受取って予約した時間に“その場所”に行きます。そして、隠れたインターフォンを押して“メイド”風の方を呼ぶのですが、このインターフォンがまたうまく隠されてるんです(詳細はひ・み・つ)。 レストランの中は、高級でレトロな感じがありとても落ち着いた雰囲気でコース料理をいただけます。パレードや花火の時は、メイド風ウェイトレスの方々が素早くレストランの電気を消しカーテンを開けてくれるので客にバレず特等席で楽しむことができちゃいます。 このディナーは、奥さんのバースデーディナーだったのですが、頂いた記念品等に“33”と入っていて丁度奥さんの年と同じだったのでとても良い記念になりました。 もし、ラッキーにも機会が巡ってきた方は、是非その優越感を堪能してみてはいかがでしょうか。その日は突如として訪れますよ。。。ふふふふ。 ・『 Club33 』

もったいない

イメージ
自分のそもそも持っている能力を、取り巻く環境とその影響により十二分に引き出せていない人が多いのではないか。 大脳生理学では、脳は刺激を受けることによって活性化し働きが良くなるとのことのようだ。要するに、考え方一つで人間の能力も行動も変わってくる。だとしたら、だまされたと思って思考方法の変革にとりあえずトライしてみるのもいいかも。 世の中には“ダメ人間”など存在しない!自分の評価を必要以上に吊り上げるために、人を陥れてダメ人間を状況的に作り上げてしまうような人間ほど害がある存在なのだ。そのような被害を被っているいる人は少なくなく、それが継続するとネガティブ思考が植え込まれてしまう。 そもそも人間が持っている自己防衛の働きには、「 メンタル・ブロック 」という“マイナス意識の壁”を作り上げてしまうような機能があるらしく、職場や日常生活で辛い思いをしたときなどに起こる。 そこで、日頃からポジティブ思考を積極的に習慣付けることが重要と言える。そのための考えられるステップは以下の通りだ。  Step 1 ポジティブ情報のインプット       -自分自身にプラスとなる情報を与え続ける。  Step 2 目標達成への意欲継続       -簡単の物から目標設定し意欲を向上し継続させる。  Step 3 成功シーンのイメージ化       -実際に成功したときの場面を繰り返しイメージする。  Step 4 日常でのプラス思考の習慣化       -常に物事のプラス面をまずは考えるよう習慣付ける。 能力覚醒のバリュー・チェーン 価値誘引>メンタルブロックの希薄化>潜在能力の浮上>自己能力の覚醒 え、まさか「そんなのできないよぉ~」なんてネガティブ思考になっちゃってませんよね?“もったいないお化け”が出てきますよぉ~。

ホームスクール

イメージ
最近は、首都圏に住む子供の多くが私立の学校を幼少の頃から目指さなければいけないような、そんなストレスフルな状況になっているように思える。 職場のお父さんたちも、子供の塾での成績が気になってしょうがないようだ。実際は、子供の成績如何で母親の機嫌が大分違うからという理由もあるが、成績別のクラス替えテストの時には本人以上にストレスがかかっているように見える。 子供が小さい頃から家族内でのコミュニケーションを犠牲にし、自然を自由に楽しむ時間も無く、多額のお金を塾というある意味“ブラックボックス”に投げ入れる。そんな生活を皆が強いられ、やっとエスカレーター式の学校に入り大学を卒業してから本人は現実社会を見始める。 う~ん、教育の在るべき姿とは何だろうか。日本の教育は明らかに即座の改革を迫られている状況に見えるが、当の教育現場では様々な不祥事や問題は起きるものの教育の“そもそも論”などは全く意識されていないようだ。 いつまでも人任せにしていられない!っと憤慨する米国の親たちは、「ホームスクール」なるもので子供に“本来の教育”を受けさせているようだ。これは、子供を学校に行かせずに親や地域の人々が勉強を家庭で教える仕組みで、学校に様々な危険が散在する米国ではホームスクールは増加傾向にある(現在約200万人以上)。地域と密着して子供が教育されるため、逆にコミュニケーションの質も高まり勉強も必要な時間に集中して行える。 日本も、もっと親自身が教育について考え直した方がいいだろう。。。結局は社会を介して自分に跳ね返ってくることだから。 ・『 HoSA 』 ・『 ホームスクールの賛否 』

成功と失敗から学ぶ

イメージ
例えば、MBAのプログラムでは“ケース メソッド”と呼ばれる手法が使われ、主に過去の成功事例から様々なトピックについて学ぶ。その一方で、失敗事例を学ぶことにより自分自身が実際に失敗せずとも疑似体験ができ、そこから得られたものを教訓としてビジネスに応用するという俗に言う“失敗学”的な考え方もある。 人によってどちらか一方から学ぶことが重要と断言する人もいるが、やはりどちらのケースも同様に重要であると考える。要するに、成功事例でも失敗事例でも“なぜその結果に至ったか”を十分に分析することが重要であり、そこから自分なりに理論や仕組みを導き出し仮説を立て検証してみるというサイクルを廻すことによりはじめて“有効”と言える。 MBAと言えども、わざわざ大失敗した人を引っ張り出してきてプレゼンしてもらうようなことはしないし、そのようなケース ペーパーもほとんど無い。ということは、過去の既に古くなった成功事例から学ぼうとするだけではかなり限界があるのではないか。実際、MBAの本場であるUSではMBAプログラムを社内の教育プログラムに組み込んでいるところも増えている。

和して厳しく

イメージ
日本発の“真のグローバル企業”は数少ない。その中でも、「 シマノ 」は自転車の変速機、ブレーキ、そしてハブなどの部品でグローバル市場の50%以上のシェアを誇る貴重な企業と言える。この偉業には、創業者である島野庄三郎の“和して厳しく”という「チームシマノ」の精神が活きているから成し得たと考える。 例えば、個人の力を「シマノ・リーダーシップ・ディベロップメント」のようなプログラムにより若いうちから教育し、海外へも社員を派遣し現場での経験を積極的に積ませている。そして、そのしっかりトレーニングを受けが個同士が自給闊達な議論を交わし協力試合ながら上司にいちいちお伺いを立てなくても意思決定も迅速に行える。 また、社内の公用語は英語だという。日本の外資系企業でも決して多くない英語環境を、トップダウンで整備することにより超グローバル企業に成長したのだ。事実、社員の8割近くが外国人で海外拠点も多数存在する。 シマノのDNAは、「技術、品質、信用」=「ブランド」として創業時から受け継がれており、それが「和して厳しく」というスローガンの下に実現されているのである。 ----------------------------------------------------------------------------- <シマノの歴史> ・1984年大阪堺市に農家の長男として島野庄三郎が生まれる。 ・庄三郎が13歳の時、仁徳天皇陵の排水路の門を開き家から勘当される。 ・叔母に引き取られ、15歳で刃物職人の従弟として働き始める。 ・その後、自転車のギアを作る鉄工所などで働く。 ・1921年の26歳の時に独立し「島野鉄工所」を創業(従業員3人)。 ・創業当時から品質の評判は良く売上は伸びていた。 ・値引きには応じず「1個でも不良があったら2個にして返します。」という  ユニークな営業方法を貫いた。 ・1951年にシマノ工業、1991年にシマノと社名を変更。 ・庄三郎の子である尚三、敬三、喜三の3兄弟が歴代の社長を務めた。

朝得情報

イメージ
最近の子供たちの奇妙 な行動を防ぐには「 食育 」が大事だと言うことが言われており、特に朝ごはんを食べることは子供だけでなく大人も生活習慣病予防等の改善になるようだ。 要するに、大人がちゃんと朝ごはんを食べる習慣がついていれば、自然と子供も食べるようになるというのが当然の考え方のように思える。 朝ごはんの他にも“早起きは三文の得”的な情報があるので、大人が朝を極めるための得情報を以下にまとめてみた。 <まずは早起き習慣> ・早朝座禅と読経 「 東照寺 」  -朝五時から。。。早起き習慣と集中力が身に付くかも。 <老け顔の男性のために> ・早起き習慣→早寝習慣が身に付く→質の高い睡眠→朝の体温上昇  と血流が良くなる→血液が水分を運び保水力アップ→老け顔解消! <出張時の朝ごはん> ・東京駅構内 「 カフェグラン 」  -東北・上越新幹線改札の前辺りにあります。 ・品川駅構内 「 薩摩屋敷 」  -早くて美味しい和風朝食が味わえます。 ・築地市場 「 大和寿司 」  -冬の寒~い早朝から並んで食べたがそれだけの価値あります。 <早朝のお得情報> ・航空機の早朝便は ANA も JAL も安いのでお得! ・ 羽田の立体駐車場 は22時~7時までの入場で通常料金の20%OFF! ・ ETC も路線によって割引率は違うが夜間早朝割引がある。 ・「 スーパーサウナ六本木VIVI 」では、5時~10時の利用に限り1800円。 ・「 ベルリッツ 」や「 イングリッシュタウン 」で早朝英会話を少人数で受講。

branco

イメージ
ソニーが、パソコン向け無料動画配信サービスを明日の3/31正午から開始するという。NTT-E&Wの光回線を使用し、CM収入で費用を賄っていく国内初の24時間無料インターネット放送だ。 番組は、ソニー・ピクチャーズエンターテイメントが手掛ける米国ドラマの他、バンダイチャンネルで「機動戦士ガンダム」等を放映する。また、番組を見ながら他ユーザーとチャットをしたりネット検索も可能。CMを、視聴者の属性によって自動で切り替える「PPoS(ピーポス)]も採用している。 このbrancoの目的は何かと言うと、「顧客との接点創造」だと企画を担当しているソニー・マーケティングの杉山氏は語っている。「IPマルチキャスト」を使い、TVでしか見れなかったコンテンツを気軽にネットで楽しめるような新しいスタイルを実現したと言える。 これは、ソニーが目指す“あらゆる製品やコンテンツがネットワークで繋がった社会”への大きな一歩と言える。日本では、ソニーのような大手が変らないと何も進化することができないため、是非ソニーには特に通信と放送の融合における「変化による進化の促進」に努めていただきたい! ・『 branco 』 ・『 ソニー プレスリリース 』 ・『 IPマルチキャスト テクノロジーの概要 』

さかなのうた

イメージ
やはり、アーティストというものは生まれもってのクリエイティビティが備わっているのか。。。いま、Web動画で 「さかなのうた」 という作品が話題になっているという。プロ仕様の作品に見えるが、実は今年大学を卒業する 東京工芸大学 の女子大生が、一人でデザインから作詞作曲までの全てをこなしたらしい。 自分にはこういった才能が無いので、自分の世界観をアートとして自由に表現できるということは全く以ってうらやましい限りだ。一つ気になることは、この万人が認める天才は4月から医療事務で働くという。。。罪な話だ。 ・「 未来観測 つながるテレビ@ヒューマン 」で特集

仕事脳

イメージ
仕事をするために効果的な“脳”の形成とはどのような状態のことだろう。著名人の見解を以下にまとめた。。。私もそろそろ気を使わないといけない。 医学博士の 福井一成 さんによると; アイデアとは“無”から創造するのではなく、過去に蓄積された知識を加工することにより生まれる。過去の記憶は、“前頭葉”により論理的に組み立てられアイデアを生み出す。 前頭葉を鍛え神経細胞を発達させるには“運動”が良く、更に発想転換法のトレーニングを行うことによりシナプスが密接になりアイデアを素早く出せるようになる。 知識を蓄積するための記憶力は、“海馬”の神経を活性化することにより向上するが、海馬は感情を司る扁桃体の近くにあるため興味や楽しいと思っていることほど記憶に残りやすくなる(「好きこそものの上手成れ」)。 ロンドンのタクシードライバーほど海馬が大きく、経験の多い人は神経細胞が20%も多い。これは、ドライバーが過去の記憶を頼りに複雑なロンドンの道を様々なバリエーションで走っているから。 音読することで、「考える、見る、口を動かす、声を出す、聞く」と多くのことを一度に行うので脳の活性化に役立つ。また、速聴も左脳の側頭葉が活性化され頭の回転を早くするのに有効。 Alex Faickney Osborn によると; 新しい発想のための9つの視点  1. 拡大する  2. 縮小する  3. 代用する  4. 逆にする  5. 組み合わせる  6. 修正する  7. アレンジする  8. 変更する  9. 応用する アイデアマンが、意識/無意識で行っていることをリスト化した感じで、9つの視点から物事を考える発想の転換を図ることが重要と言っている。

何でもビジネス

イメージ
「持ちつ持たれつ」という言葉があるが、ネットを介してよりその範囲が広がっていると言える。また、それらの繋がりりがビジネスとして商品化され、更には倫理論争にも発展することがある。 例えば、私の妻ももう直ぐ出産になるが、赤ちゃんに与える母乳は母親によって個人差があり出過ぎる人もいれば出ない人もいるし、また病気の関係で与えられない人もいる。 一昔前までは、残留農薬やスタイルの崩れなどの影響から母乳を上げる母親は減少傾向にあったが、現在では免疫成分や栄養が研究により見直され「絶対に母乳でなければ」という母親が増えているという。 そこで、持ちつ持たれつの精神により出過ぎる人が出ない人へ個人で母乳の提供を行っていたが、知らない人からの提供というリスクがあるため「母乳バンク」というNPOが米国で設立された。しかし、医師の処方箋が必要だったり$100/日ほどの費用がかかり、もちろん健康保険は利かないということもあり障害は大きい。 そこで、最終的にはカリフォルニアの「 プロラクタ・バイオサイエンス 」が“母乳加工メーカー”となり母乳をビジネスとして母親に提供している。 個人レベルでのコミュニケーションが促進され、やがては新たなビジネス機会の創造につながる例として挙げたが、やはり新しい物と言うのは倫理的問題や社会的問題がつきまとうものだ。

ロングテール

イメージ
パレートの法則=2対8の法則が、Web2.0の世界では「 ロングテール 」の法則となる。これだけだと何のことだかわからないが、“2割の働き者が8割の稼ぎをもたらす”といったことは聞いたことがあるかもしれない。まぁ、これについては厳密に言うと異論を唱える人もいると思うが、Web2.0の世界では8割の“死に筋”商品が市場で競争優位を維持するために重要となると言う。 これは、2004年に米「WIRED」の編集長であるクリス・アンダーソンが唱えた全く新しい説で、 Amazon.com の売上に見る現象から来ている。クリスによると、“Amazonの書籍の売上の1/3はマイナー商品から来ている”というのである。 Amazonの特徴を考えてみると、Webを活用し在庫を最小限に抑えた効率の良い販売方法がある。また、Web2.0を実現していると言えるWebサービスにより、消費者個人に合った商品を自動的に提供できるような仕組みが出来ている。 これらのAmazonのサービス形態により、様々な商品が世界中の消費者個人によって“浮上”してきており、店舗では限られた売れ筋商品しか陳列されないが、Webでは在庫を全く持つ必要のないような多種多量なマイナー商品が確実に売上を計上している。 実は、これが日本の老舗と言われている大規模企業の長寿現象に当てはまるような気もする。。。ただ、2割の働き者がグローバル市場での競争優位を築くようなものを創造できていないのが難点だろう。 ・『 WIRED記事 - The Long Tail - 』       

ネーエ

イメージ
手帳を購入した。。。最近かなりやることが多くなってきて、ギリギリまで何もやらず直前になってとんでもない状況に陥ることがあったからだ。 とりあえず、時間単位でスケジュールを管理するために月間と週間が付いていて、かつ週間は時間が縦に記載されているものを購入した。早速、予定を書き入れ「これなら前倒しに事を計画的に進めることができ便利だ」と思った。しかし、せっかく今更手帳を使い始めるのなら、最近良く聞く“活用術”とやらもついでに見てみることにした。 すると、やはりスケジュールを書き入れるだけではなく、活動のムダを削って生産性を向上させるようなコツがあることが判った。それは、単純なことで時間で管理したタスクをカテゴリニーに分け、 どのカテゴリーにどれだけの時間を費やしているかを毎日数字で集計 してみる。そうすると、行動のムダが“見える化”されるというものだ。仕事の場合、ムダを金額で表すなどして自分に危機感を募らせるのもいいかも。 後は、最大の課題である“継続”をすることだ。。。 ・ A to Z 手帳活用術

投資価値

イメージ
投資で成功をするには、その投資対象なるものの将来的な価値を出来るだけ正確に判断しなくてはならない。 投資と言っても対象物は様々なものが考えられる。通常考えるのが「株式投資」だが、人生の“パートナー”選びも重要な自分の将来設計のための投資対象と言える。 <外見重視型投資=アクティブ投資>  株: 人気のある成長株を早くたくさん仕込む  人生のパートナー: ひたすら若い美人を追い回すので常にリスクが伴う <性格重視型投資=アクティブ投資>  株: 割安な株価の株(バリューストック)を分析し値上がりを待つ  人生のパートナー: 自分に合った相手を慎重に吟味するがなかなか難しい <環境重視型投資=パッシブ投資> 株: 運用利回り評価の基準指数(ペンチマーク)と同じリターンを得る(e.g. TOPIX) 人生のパートナー: お見合いや上司の紹介など極めて古典的だが合えば長く寄り添う 結局、どれを選ぶかは自分次第なのでなんとも言えないが、人生のパートナーへの方は分散投資ができないのでご注意を!

WebEx

イメージ
Webが仕事でも段々“リアル”に身近な物になっている。要するに、現在のWeb技術においては、Webの活用如何では企業の生産性や市場での競争優位を大きく左右するまでになっていると言える。 Web上での動画を使った会議は、グローバル企業の経営スピードを加速させるための強い武器となり、特にグローバル市場レベルで見ると比較的に利益率の低い日本企業の生産性を向上させる救世主ツールの一つだ。 例えば、Webを使っての国内外のブランチオフィスとの会議では、“On-demand”での“Face-to-face”のコミュニケーションを実現できる。わざわざ厳しいスケジュールを遣り繰りして、現地までの 旅費と時間を費やさずに 顔を突き合わせての会議か可能になるのだ。 まぁ、よく理解できない部門長には実際にフリートライアルを体験してもらうのが一番だろう。 WebEx http://www.webex.co.jp/jp/

赤ちゃん

イメージ
一昨日、友達夫婦の新築マンションに遊びに行った。 つくばエクスプレス沿線に住んでいる友達夫婦は、新築でオシャレなデザインマンションに最近引っ越した。3LDKで日当たりも良く、生まれて1才になる子供(男の子)にはとても良い環境と言える。 その子供は、実は私と誕生日が全く同じ数少ない仲間?だ。ほんの半年前までは、私と目が合う度に泣き出して私をトラウマ状態に陥れていたが、今はすっかり大きくなってスタスタ歩きながら私に微笑んでくれる。 一緒に行った私の妻のお腹の中にも男の赤ちゃんがいる。もう数ヶ月で生まれる予定だが、無事に生まれてくれるか心配だ。私も、生まれた時は比較的小さかったため親は大変だったようだ。友達は特に気にし過ぎる必要はないと言うが、どんなアドバイスでもとりあえず素直に聞きたい気分だ。家の方はぁ、超都内なので友達夫婦のような環境を提供するのは難しい。。。 ・『 赤ちゃん学のすすめ 』 ・『 ALL ABOUT チビタス 』

ディズニー携帯

イメージ
ウォルト ディズニー ジャパンは、ソフトバンクと手を組んで新事業である「ディズニー モバイル」を3月1日から開始すると発表している。 携帯本体は、シャープ製の「DM001SH」を使用しミッキーマウスのシルエット模様を表面にあしらい、20-30代の女性をターゲットとするようだ。特典としては、ディズニーが提供する23の公式サイトを無料で利用でき、専用携帯のボタンを押すだけでディズニーの専用サイトに接続できる。また、メールアドレスは「***@disney.ne.jp」になり、ディズニーキャラクターの絵文字などが利用可能になる。 Dysney Mobile http://disneymobile.jp/index.html 携帯電話回線は、ソフトバンクモバイルから借用しMVNO(仮装移動体通信)事業者としてサービスを提供する。よって、料金プランもソフトバンクと全く同じ。 裏では、孫社長の狡猾かつ積極的な戦略が伺えるようだ。。。他の"N"や"K"はアイデアとしては見劣りするのは否めない。 ------------------------------------------------------ [MVNO] 携帯電話などの無線通信インフラを、他社から借り受けサービスを提供している事業者のこと。 無線通信サービスの免許を受けられるのは国ごとに3~4社程度しかないが、免許を受けた事業者の設備を利用することで、免許のない事業者も無線通信サービスを提供することが可能になる。

Nikon CM

イメージ
最近のニコンのCMが気になる。 キムタクが出ているやつではなくて、山下達郎の「ANGEL OF THE LIGHT」と共に流れている企業CMの方だ。 私的には、映像をニコンのコーポレート カラーである黒と黄で彩り、とてもセンスがよく90周年を飾るに相応しくシブイCMだと思う。 ニコン 「光の世界」 http://www.nikon.co.jp/main/jpn/corporate-ad/ 山下達郎は、「曲作りの際、真っ先に思い浮かんだのは、モノ作りに携わる多くの技術者の方々の背中です」というイメージを、作詞者のアラン・オディに伝え誕生したという。 曲のリリースは未定だが、ニコンのサイトではCMをストリーミング配信しており、山下達郎のメッセージも掲載されている。 この調子で、ニコンの既存のブランド力を利用し更なるグローバル市場での活躍を期待したいものだ。

老舗企業

イメージ
昨日、“老舗”企業の取締役の話を聞きに行った。 タイトルは、持ち株会社のグループ経営戦略のような感じだったが、実際の内容は事業会社の単なる紹介に終わった。 はっきり言って、誰が見ても持ち株会社が全く機能しておらず事業会社との間に大きな乖離が生じていることは明白だった。 日本を代表する老舗企業の一つなのに、とても残念で ならなかった。。。 -------------------------------------------------- [ エノキアン協会 ] 1981年に設立された経済団体で、家業歴200年以上の企業のみ加盟を許される老舗企業の国際組織。 国別の内訳は、イタリア16社、フランス12社、ドイツ4社、オランダ1社、北アイルランド1社、日本4社、ベルギー1社、スイス2社。 そのうち、最も創業の古いのが、石川県の温泉旅館「法師」であり、ヨーロッパにおける最古の企業は、1295年設立のイタリアのガラス品メーカー BAROVIER&TOSO 。

ポルシェ as No.1

イメージ
米国の有名な調査会社である「JDパワー アンド アソシエイツ」が、2006年度版として発表した新車初期品質調査によると、なんと1位は“ポルシェ”だったという事実を日本ではどれだけ認識されているのだろう。 2位は“レクサス”だが、なんと3位は韓国の現代自動車(ヒュンダイ)というのもこれまた日本では全く知られていないようです。更に、4位がトヨタ自動車で韓国のヒュンダイに品質で負けていると言う事実も衝撃的ではないでしょうか。 まぁ、ポルシェは“プレミアム ニッチ”を目指しているので最高級車から高収益を得るモデルのため、品質に徹底的にこだわるのは理解できるが、韓国の急成長とその後に続く中国やインド等の新興国が同じような急成長を遂げると予想すると。。。トヨタも米国の政権が共和党から変るようなことがあれば北米の収益が落ちてくる可能性も考えられるので、うかうかしてはいられないだろう。

日立の未練

イメージ
採算性のないビジネスを継続する日立。HDD事業に関する中途半端な意思決定に続き、 薄型テレビ(「Wooo」) もまたまた中~途半端な決断による販売目標の大幅下方修正が発表された。 2010年度の販売目標を650万台から360万台まで下方修正し、固定費の削減とパネルの外販強化で食いつなぐという。その戦略?の何処に、Panasonicやシャープに対して優位性を見出しているのかが不明だ。他社に対して差別化技術を有しているという幻想と、巨額投資回収に対する単なるうろたえ感が伺えるだけだ。 日立は日本を代表する老舗企業であり、その歴史から培ってきた強みはあるはずだか。。。今の日立は誰が見ても経営陣の一掃が必要不可欠になっている状況だ。

ムーニー

イメージ
ムーディーではなくて“ ムーニー ”。ユニ・チャームの発育段階に応じたおむつブランドのこと。 “紙おむつ市場”が縮小傾向にある中で、赤ちゃんがおむつを使う3年間をかけて各社ブランドが親心を掴むためにしのぎをけずる。 私も5月にはパパになる予定だが、成長の早い赤ちゃんの発育段階(6段階)に合わせた機能が強化されているところにはとても魅力を感じる。 その他、各社赤ちゃんや育児に関する充実した情報を自社サイトで公開しているので、育児書等を購入しなくとも十分なほどの情報があり便利だ。 ユニ・チャームがサポートする妊娠・出産・育児応援サイト ・ プレママタウン -はじめての妊娠のあなたをサポート ・ ベビータウン -ママと赤ちゃんの365日応援サイト ユニ・チャームのベビーサイト ・ マミーポコ - 楽しさいっぱい!みんなのお気に入り! ・ トレパンマン - 親子で楽しくトイレトレーニング その他お役立ちサイト ・ 赤ちゃんのおむつ・おしり研究所 - ユニ・チャーム ・ WOMAMA - P&G ・ Pampers.com - P

ECLIPSE

イメージ
Eclipseと言っても、日食や月食のことじゃありませんよ。知る人ぞ知る、日本の誇る最高級オーディオのブランド名です。 日本では、一般的にあまり今まで耳にすることが無かったと思われるが、カーオーディオが主力の富士通テン(神戸)が開発した家庭用オーディオ「イクリプス TD」シリーズは、ヨーロッパを始めとする世界ではプロが愛用するほどの性能とブランド力がある。 何が凄いかと言うと、“本物の音を正確に再現する”ことができるという世界初の技術にある。要するに、今までのスピーカーはそれぞれのメーカーが擬似的な耳に良く響く音を作っていたのである。その結果、このTDシリーズはイギリスやフランスを含む各国で100個以上の賞を獲得していると言う。 実を言うと、私もこのECLIPSEと言う名前は日本では全く知らず、米国に滞在している時にアメリカ人から「ECLIPSE」は最高のカーオーディオだということを聞かされた。。。是非、国内でのブランド力も高めて欲しいものだ。 ECLIPSE http://www.eclipse-td.com/

ロボット ビジネス

イメージ
日本のロボット技術による、新たなグローバルビジネスの創出が議論されてからずいぶん経つと思われる。 1月の23、24日に、ユニバーサル シティウォーク大阪にて人型ロボットが道案内や接客をこなすといったイベントが開催された。通行人の位置を数センチの誤差で認識し、移動速度や場所から10種類もの人間の行動パターンを90%近い精度で判別できるという。 これは国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が開発したロボットで、今年の6月を目処に企業に貸し出し新たなビジネスの確立を目指す。 どちらかというと、自律型の二足歩行ロボットというよりは“行動認識システム”にロボットの要素を加えたものという感じで、30台ものセンサーやカメラを施設側に設置する必要がある。。。妥協点を見つけてビジネス化を加速するのも大事なことだ。 ATR http://www.atr.jp/html/topics/press_08012201_j.html

RIA

イメージ
リッチ インターネット アプリケーション。。。馴染みの無い単語だが、既に企業情報システムの開発技術の中核になっている。 っということで、軽く勉強してみよう。RIAのカテゴリの中で、現在のメジャーとなっているものは「Ajax」と「Flash」であるという。Flashはこれまで皆さんも実際のインターネット上で見聞きしたことはあると思うが、Ajax自体はあまり一般には表に出ず知られていないかもしれない。Ajaxは、何と言ってもオープン技術の集合体であるため技術者の裾野が広くITの将来的な資産価値を考えると現実的な選択と言える。 Flashも、「Flash Player」の普及率が約95%ということもあり大抵のWebブラウザにプラグインとして実装されている。これが、最近操作性が優れていることから企業情報システムに利用されているというのである。 この両者を激しく追い上げているのが、天下のマイクロソフトの技術である「.NET」と「Silverlight」らしい。SilverlightはFlashに対抗して公開されたが、普及率はかなり低く標準搭載のVistaを通じて普及を狙っている。 まぁ、いいんだけど企業の経営陣がこれらWebアプリケーション技術の重要性を理解しないと、何のためのツールかわからずに社内でさえ普及しない可能性も考えられる。 ----------------------------------------------------------- [Ajax] スクリプト言語のJavaScriptやWeb記述言語XMLのような“オープンな技術”を使う、Webアプリケーションの開発手法。Webブラウザが標準で備える技術を利用するため、特別なプラグインなどは必要ない。(ex. Google Maps)

シリコンバレー

イメージ
シリコンバレーと言えば、世界中から集まった多くの優秀な人材がIT業界で働くメッカである。 しかし、彼等および彼女等の1社当たりの平均滞在年数は3年未満だという。IBMやアップルなどの大手企業は10年以上働く多くの従業員を抱えているので、それらを除くとベンチャー企業では事実上1年未満ということになる。 この平均滞在年数には、自らの意思で退職や転職をする人々と、会社都合による大量レイオフも含まれる。これらは、高度な専門性と急速な技術発展の矛盾を同時に維持しなければならない、厳しい環境での生き残り政策と言える。 しかし、シリコンバレーでレイオフされた彼らに悲壮感は見られない。日本と違い、市場の動向を誰もが共有できているので、企業側の対応もある程度は理解され転職先は大体関連会社等にある。私自身、シリコンバレー企業で働いて8年目にもなるが、本社では出戻りを3度繰り返している人や、転職した後でも関連会社で相変わらずお付き合いをしているよう感じだ。 やはり、このような激しい市場競争環境を日本に作るのは難しいか。。。実際、単なる“大量雇用企業”と化している日本企業は多い。